うららかびより

家族のこと、趣味のこと、その他いろいろなこと

ブックバトンあるいはリーディングバトン

mixiでさいちゃんが廻してくれたので、回答してみます。せっかくなので、こっちにも転載。

持っている本の冊数

これ、正確に把握している人がいたら尊敬しますよ。一時期だいぶうっぱらってしまったけど、少ないながらも安定収入が得られるようになったら調子づいてまた増えてしまった。たぶん1000冊はあるのではないかなあ…なんて多めに見積もってみる。マンガもかなりたくさんあるので、床が抜ける前に整理しろと母に脅されています。

読みかけの本、あるいはこれから読もうと思っている本

読みかけの本、ないなあ。ちょうど区切りよく読み終わってしまった。昨日「おおきく振りかぶって」1巻を読んだので、4巻までは買いたいと思ってます。後は森博嗣スカイ・クロラ」シリーズの続き2冊。

ナ・バ・テア

ナ・バ・テア

ダウン・ツ・ヘヴン―Down to Heaven

ダウン・ツ・ヘヴン―Down to Heaven

後、題名だけでこの本が気になってます(笑)。
西城秀樹のおかげです (ハヤカワ文庫 JA)

西城秀樹のおかげです (ハヤカワ文庫 JA)

後はすすめていただいたこれかなあ。
戦闘妖精・雪風(改) (ハヤカワ文庫JA)

戦闘妖精・雪風(改) (ハヤカワ文庫JA)

わたしはどっちかってえと本屋で探す派なんですが、これはなかなか見つからないです。アマゾンで注文した方がいいかなと思い始めています。

それからこれも。

サマー/タイム/トラベラー (1) (ハヤカワ文庫JA)

サマー/タイム/トラベラー (1) (ハヤカワ文庫JA)

不思議とSFばかり。

最後に読んだ本

マンガならこれ。

おおきく振りかぶって (1)

おおきく振りかぶって (1)

一見少し癖があって取っつきにくい絵柄ですが、描線一本一本から匂い立つような情熱と、精神論だけに落ちきらない野球観が素敵だ。でも三橋はなんかもう観ててキー!となる(笑)。
小説はこれ。
ホット・ロック (角川文庫)

ホット・ロック (角川文庫)

3回目か位の読了。ドートマンダーシリーズの第一作です。良質なクライム・コメディで、「オーシャンズ11」辺りのノリに近い(しかしあそこまでオサレではない)ので、好きな方におすすめしたい。ちなみに、この次の作品「強盗プロフェッショナル (角川文庫)」には、テレビ版「ルパン三世」のとある回で使われているトリックの元ネタがあったりします。

特別な思い入れのある本

チョコレート工場の秘密 (てのり文庫 (566C008))

チョコレート工場の秘密 (てのり文庫 (566C008))

初めて読んだのは小学生の時。ファンタジックな題名に惹かれて、図書館で読んだら…トラウマになるかと思うくらいに恐ろしい話でした!たった一回こっきりだったのに、どうしても忘れられなくて本屋で探して、ようやく見つけたときは嬉しかったなあ。で、もういっぺん読んだら…やっぱり怖くて泣きそうになりました(汗)。別に殺人事件もスプラッタシーンもオバケも妖精も出てこないんです。でも…黒いにもほどがある。挿絵も昔っぽいペン画でやけに黒くて、それが怖さを助長するのです…。「最後の一葉」の人かと思ってたら(それはオー・ヘンリーだろワシのバカ)、ロアルド・ダール恐るべし。
今度ティム・バートンが映画化するそうですね。ウイリー・ワンカがジョニー・デップか。ハンサムすぎないでもないけれど、どこまでブラックかつよーしゃなく厳しい人になってくれるか。公開されたら観に行こうと思ってます。
ちなみに、公開にあわせて新訳&新装丁で再販されていますが、あのおどろおどろしい挿絵ではなくなっているのが、ちょっと残念。
チョコレート工場の秘密 (ロアルド・ダールコレクション 2)

チョコレート工場の秘密 (ロアルド・ダールコレクション 2)

続いてはこちら。

終戦のローレライ 上

終戦のローレライ 上

初めての福井作品。映画はちょっと残念な出来だったけれど、そっちでがっかりした人に読んで欲しい。所々にファーストガンダムのにおいを感じたりもしますが(それはわたしがガンオタだからかもしれない…)、ありえない設定を細密な描写で説得力あるものに仕立てていくその筆力は圧巻。戦争という、人間が生み出したもっとも陰惨な営みを描きながらも、そこから浮かび上がってくる感情はことごとく読むものの心に響き、決して痛みだけでは終わらない。それは、物語を描く作者の視線が、人というのに対する優しさや愛情を、忘れていないからなんじゃないかなあと、思ったりしています。

3冊目はこちら(厳密には文庫版上下巻で読みました)

燃えよ剣〈上〉 (新潮文庫)

燃えよ剣〈上〉 (新潮文庫)

竜馬がゆく」にも感銘を受けたけれど、わたしはむしろ、自分の信じたものに最後まで殉じて果てていった土方にシンパシーを感じてしまう。それほどまでにすべてを賭けるべき対象に、今後出会うことはあるのかなと思いつつ。

すべてがFになる (講談社文庫)

すべてがFになる (講談社文庫)

ミステリに対する概念を変えた一冊。ミステリはあまり言及するとネタバレになってしまう可能性もあるから、あんまり書かないけど、今も森氏の思考に追いつこうと必死になって著作を買ってます。

池袋ウエストゲートパーク (文春文庫)

池袋ウエストゲートパーク (文春文庫)

最近の石田衣良さんは、やけにつっこみがいのある露出を繰り返しておられますが(笑)、この本はしりーずまるっと好きです。取り上げるテーマは読んでいて気が重くなるような陰惨で生臭いものが多いのだけれど、それを描く氏の筆致に清潔感があるからまだ救われている。体言止めが多いため、リズムとスピードに飛んだその文体は、描く対象を重くもせず軽んじもせず、今の空気を映画の1カットのように鮮やかに切り取って見せる。そしてラストに、甘すぎない希望の光がいつも差しているのがいい。マコトのキャラクタもいい。

★おまけ

こぐまのたろ (こぐまのたろの絵本)

こぐまのたろ (こぐまのたろの絵本)

生まれて初めて買ってもらった絵本はこれでした。まだ本棚にちんまり収まっております。

バトンを廻す人

ここでやめときます。

余談なんですが、わたしが初めて読んだ本というのはなんと料理のテキストらしい。バブバブいいながら、おかずのつくりかたなどを熱心に読んでいたそうです。その割には未だに人並み以下の料理スキルしかないのは何でだ?只の食いしん坊だったということですか(笑)?