うららかびより

家族のこと、趣味のこと、その他いろいろなこと

新しい時代に新しい一歩を

 

平成から令和にまたがる10連休、早くも3日過ぎてしまいました。平日はあんなにのろのろと過ぎるのに、なぜ休日はこうもあっという間なんだろう?

昭和51年生まれの私は、小学校卒業間近の12歳で平成を迎えました。昭和天皇崩御という形で昭和が終わったため、世の中はしばらく自粛、自粛の一点張りで、子供ながらに息苦しさを感じたのを覚えています。

あまり思い出したくない中学時代と、考えてるようで何も考えずにレールに乗ってしまった高校時代と大学時代。そこから七転八倒しながらどうにか職にありつき社会人となり、結婚し、子供を設け…そして、息子を見送った。平成とは、そんな時代でした。

私の人生がどうだったかなんて、終わってみないと何ともいえない。あのときああしていれば、なんて全く思わなかったわけではありません。なるように、なってきただけ。正しさとは何だろうと、何度考えても明確にわからなくても、自然と歳だけは取ったのです。

ただ、ピーくんを産んでから、ひとつ湧き上がってきた気持ちがありました。ピーくんを通じて知った医療的ケア児とそのご家族、この人たちのためにできることはないだろうか、と。

しかし医療職でもなく、福祉や保育の資格も持たない私には、こつこつとここやSNSに何か書いたりするしか出来ませんでした。そして、これからもそうなのだと思っていました。

そんな時、アンリーシュを知ったのです。医療的ケア児とその家族向けの情報を発信しているこのサイト。Twitterでフォローしている医療的ケア児の親御さんがたまたまライターとして記事を書いていて、それがTLに流れて来たのです。最初は、「へえ、ありそうでなかった試みだな」と思いながら、一読者として読んでいましたが、ある日のこと。アンリーシュでは第2期ボランティアを募集していて、もうすぐ締め切りだと分かりました。

ピーくんが医療的ケア児だったといっても、病院で生涯を終えたため、私には在宅医療の経験がありません。ただ、募集職種に編集アシスタントやイラストレーターなど、ライター以外のものがありました。長年ブログやSNSで多少文や絵を描いてきた経験が生かせるかも。思い切って応募したところ、なんと採用。受け入れていただけました。

今はSlackを使ってメンバーとやりとりしている段階です。形になったものはまだ何一つありませんが、これもピーくんが繋いでくれた縁。家族や自分自身のこと、もちろん趣味も大事にしつつ、やっていけたらと思っています。

次に元号が変わる頃、私は生きているかもわかりません。魂子に何が残せるのかも、わかりません。でも、新しい時代・令和に向けて、思った以上にワクワクしている自分がおります。

できることをできるだけ、できるときに。頑張っていきます。