市原・千葉戦関連クリッピング

スポーツ新聞関連色々読みましたが、個人的にはこの２件だけでいいやあ。

【J1：第8節】千葉 vs Ｇ大阪：オシム監督（千葉）記者会見コメント　[ J's GOAL ]

http://www.jsgoal.jp/club/2005-04/00018718.html

以下、ちょっとだけ引用。

サッカーは遊びではない。彼らにとっては義務であるわけですから。観客に対してもスポンサーに対しても、そして自分たちにとっても。試合に勝っても負けても、観客が拍手するような時代は終わると思います。ということは観客のほうもプロフェッショナルな目で見ているということです。観客はお金をもらっているわけはなく、払っているわけですから。そういう意味では、やはり応援しているチームが勝つのを見に来ているわけです。少し危険な話ですけど、そういう方向に行っていると思います。
攻めるのは、いつも攻められるところから攻めます。それは見ていればわかると思います。今日は内容的には勝った試合ですけど、ただ私が監督して見ている限りは、鹿島戦、清水戦を許すわけにはいきません。他の人はいい試合だと見ても、私はそうは思いません。毎試合、そのような厳しい目で見ないといけません。特に、他のチームが持っているような質を持っていないチームですから。うちの選手が、自分がいちばんいい選手だと思っているなら、もうサッカーをやらないほうがいいです

鶏っ子id:planetesさんも同じところを引用してらっしゃいますが、ここら辺の下りはもう、監督以下全員神戸戦までに100回写経して頭にたたっ込みなさい、という感じ。オシム氏はあまり表立って選手を褒めない方だから色々仰っているものの、昨日の試合は「サイドからの追い越し」「ボール保持者に対する素早いフォアチェック」「走り回る事を厭わず、ボールを奪取し前に進めることに対する真摯さ」「２列目からの飛び出しや、クロスを効果的に使った重層的な攻撃」「攻守双方において有効な、サイドからの圧力」等々、常々ガンバに欠けていると感じているものをお犬様にやられました。個人的には、点数以上の完敗だと思っています。
チーム事情を鑑みなければならないとは言え、橋本、二川が本職でない所で苦しんでいるのを観るのは辛い…。ひところは上下運動するだけの似非サイドアタックでも誤魔化せましたが、今は逆に真ん中偏重。それでごり押しできる相手ならそこそこ結果をだせるからここまでぼちぼち来たけれど…こういうのは「強さ」のうちに入らないでしょう。哀しいかなガンバではシジさんのボランチ起用が旨く行ったためしがなく(私は観た事ないですね)、彼は寧ろ最終ラインのカバーリングに徹する事で力を発揮する選手(だから宮本と被るんですが)。やはり遠藤と組ませるには徹底的なつぶし屋＆汗かき屋と化せる山口か、橋本の方がいい。橋本自身も真ん中で駆けずり回ってくれた方が、その特性が生きるというもの。こうして考えると、やっぱり個人個人の特性にすごい偏りがあるチームなんだなと思ったりします。それは戦前から判りきった事だし、ここまできたらこの範疇で出来る事をしなければしょうがないですけどね。
試合後の選手コメント、ここはひとつ両方のチームに在籍したことのある(山口もそうだけど)斎藤大輔君からも貰って欲しかったな。

Ｇ大阪新人前田、プロ初アシスト／Ｊ１(大阪ニッカン)

http://osaka.nikkansports.com/osc/p-ot-tp3-050429-0022.html
屈辱の影で、新しい歴史がひっそりと幕を開けましたね。前田→吉原のゴールは、唯一胸をすくような爽快感を得られた瞬間でした。世の中そんなに悪い事一色じゃないってこと。
個人的には彼を右アウトサイドでも起用して欲しいと思うんですが、どうでしょう？ここでなくてもいいから、一回思い切ってスタメンに配置してやって欲しいな。若手を使えば良いってもんじゃないけれど、思いっきり閉塞感のある今の面子には、ガツンと何か大きな刺激が必要なんだと思う(それはちょっと前の日野もそうだったのかもしれないけど…)。
そうなると、誰かがはじき出されるわけなんですが…こりゃ悩むなあ。替えないのも一つの選択だろうけど…どうでる？おとっつぁん。あんたもあんたなりに面子をかけてやってるんだろうが。