うららかびより

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等々力競技場を出てみれば

なんてこたない。ありふれた7月の蒸し暑い夜だ。こっちが負けたことなどお構いなしに、不快な湿気はどちらの側にも平等に満ちてゆく。
前半立ち上がりはゆるくて、こらやべえなと。川崎はオシム式の対ガンバ戦法に近い印象。二川と、橋本&遠藤の間のノーガードぶらりゾーンに人を入れ込んで、センター厚め。前半に先制できたけど、むしろリズムがよかったのは、後半だったように思います。とくに1ー2→2ー2のへん。橋本、家長が前の方に顔を出せていた。ガンバはやっぱり、ちょいとたたかれた方がかえって、火事場の馬鹿力を出せるチームだ。失点はいずれもちょっとしたボタンのかけ違いからで、どっちに転んでもおかしくない熱戦だった。藤ヶ谷よくやったよ。
相手はガンバ守備陣が苦手とする、パワープレイとスピードにものをいわせたサイド裏への縦の突破を、前半からひたすら繰り返してた。ガンバはというと、そういう対策をとられた時のリアクションが、甘いように思った。いつでも自分たちの形で、横綱相撲が取れるわけじゃない。今のやり方を貫いた上で、もう一段、積み上げたい。なんだかうまくまとめらんないけど。
…んがー、こうして書いている間も、悔しさこみ上げまくり。ただ、喪失感はない。「また3日天下かよ」なんてうそぶく連中を、手厚く叩きのめさないといけないんだから。もちろんサッカーの結果で、だ。まだまだ、輝きは薄れない。で、今の私にできるのはなにかっていうとやっぱり、希望を燃やし続けること。踏まれた芝がごとく、タフにいくのだ。楽な試合はいっこもない。たったひとつのタイトルをかさにきて、傲慢になってもいいことはない。またひとつずつ、積み重ねていこう。