うららかびより

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ナビスコ杯予選リーグ:ジェフユナイテッド市原・千葉

会社帰りにフクアリへ直行してきました。今日は都合で、指定席。いい席が取れたと浮かれていたら、周りはすがすがしいくらいにまっきっき…。わたしはこの席のみかじめ料として、お犬様に4千円支払ったのに、死ねだの汚いだの退場しろだの360度から言葉攻めをあわないといかんとは思いませんでした。ま、これがアウェイってやつでさあね。皆さんそれだけ試合に入り込んでいたってことで、そもそも私に向けられた言葉じゃない。勝ったから、ちょっとかっこつけて寛大になっておきます。そもそも…那須野の裏金の衝撃に比べれば…ね。ははは。それはまた別の話ですが。

前半

さて試合はというと、まずは前半から。ここ数試合の立ち上がりが鈍い傾向と、イビチャ・オシム監督以降のアウェイ千葉戦によくある光景が多重露光した、まあ一言でかくとゆるゆるなガンバでした。
このカードではいつも、同じところで引っかかってしまってる印象があります。まずひとつ。立ち上がりはそこそこボールを持てるんですけど、次第に人と人との間にうまいことジェフの面々がはいってきて、パスコースを少なくしていきます。前線からのプレスと、ボールを持ってからの瞬発力は、かなりのものがある千葉。ハーフウェーラインからインタセプトされてはあっという間にボールを危険なエリアに運ばれ、少しずつ最終ラインが下がってしまいます。ガンバのサッカーは、受け身になるともろいものです。ですから無理してハッタリかましてでも高いラインを保つ必要があります。そこに、こうしてリズムを崩されるとなかなか難しい。もう一つはサイドチェンジ。ガンバは相手のボール保持者がいるサイドに対して、極端に絞り込んで人数をかける守備をします。そうして引きつけられたところに、開いた反対サイドにボールを放り込まれることがおおかったですね。サイドチェンジを効果的に使うクラブって、国内にはあまりない印象があります。でも、前半の千葉は正直かなりいやでしたね。
播戸とバレーのぶきっちょ2トップ、ちょっと淡泊すぎたかな。ためができません。二川もよく絡んでましたが、おいぬ様にやりこめられて良さがあまり出ませんでした。マグノが恋しかった。喉にりんごが引っかかったままの、何とも苦しい45分間でした。ウンガッフッフ。
それでも、無失点。守備に関してはヒヤヒヤながらもなんとか頑張れたのがよかったです。例え事故みたいな形でも、ここで点を失えばいつものパターンにはまっていました。

後半

立ち上がりからマグノがはいったことで前線からのプレッシャーがうまれ、そこから流れがよくなりました。二川のゴールは…すみません、記憶がとびました。最近アグレッシヴモードに入った彼らしい突撃と、マグノのナイスサポートが光ってたような。詳しくはテレビでお楽しみください…(だめじゃん)。
しかし実際、早い内に手を打ったので前へ前へというまっすぐかつ強い流れを作ることができました。「おりゃー!タマ取ったるど!」と強く押し込むことで、今度はあちらさんの腰を引かせてイニシアティブを握れました。
二川にかわって入った家長は、まあ…ノーマルタイプチンタラですわ。目の前で激しくボールが動いてるのに見ながらテレテレあるいてるなよおいおい、と思ったら、いきなりスイッチ入ったみたいにビチビチドリブルとシュート、そして勢い余って尻餅。ノリノリなのか、はたまた素なのか。接触の悪い豆電球みたいでした。しかし敵も味方も、ボールをもつとハラハラドキドキ。なんたる劇場体質なんでしょう。しかしこのピッチの上での抜き方は、30代のころのラモスというか…ブラジル人助っ人みたいだなあ、おいおい。
バレーは、人間パルプンテ、しかしなにもおこらなかった…ってかんじですねえ。でも期待せざるを得ない、それがバレー。
前半受け身になってた橋本も、エロイパスカットを見せましたが、おまえさんもっとミドル打てといいたい。この辺は数年来の課題ですんでね。特に前半手詰まりだった時分に、欲しかったな〜。
安田は周りのおいぬサポから総スカンを食らう有様でしたが…気持ちはわかるような…。水野相手にあいつのまともな守備では、勝てませんのでね。竹内力仕込みのVシネマ守備(嘘)でしたよ。あの荒っぽさとふてぶてしさが、ガンバに今まで足りなかったエッセンスを加えているわけですが、相手にしてみりゃそりゃイヤですよ。水野くんすまんかった。
山口は安田のフォローに加地のフォローで死にそうでした。明神は軽々とやってるように見えるのに、なぜ山口は悲壮感漂ってしまうのか。後半は家長とねワンツーなど、渋い見せ場アリ。松代君は後半のファインセーブでチームを救いました。加地…うーん、前で加地らしさを見せるには、やはり右サイドハーフとの密な連携が必要。早くチンタラボーイを廻せればいいんですけど。最近は守備の人ですね。あと、ピッチはスリッピーで、加地や山口は何回か転んでました。
受け身に廻ってるようでジワジワと、真綿で首を締めるようなおいつめかたをするおいぬ様。彼らに対抗するには、前線からちゃんと押し込んで、余裕をなくさせること。後半途中からとはいえ、それができたのはよかったなあ。でも今日はおまけで、トータル50点。この調子で、もっと頑張りましょう。イニシアティブを握らせてくれるゆるい相手に勝って満足してるだけじゃ、ほんとうのビッグクラブにはなれないですからね。
今日は苦手な相手に対していい解も導き出せたし、ここ数試合の閉塞感もぶっ飛ばせた。それが勝ちと同じくらい大事な収穫だったと思います。

明日の予定

明日はハマスタいってきます。正直裏金問題を小耳に挟んだときは、情けないやら腹立たしいやら悲しいやらで、家に帰ろうかと思いました。やるほうも受け取るほうも、アホか、と。それでもこんなときに出来るのは、応援しかありませんのでね…。スタジアムにいけば、みんながいます。ほうっておけません。那須野は今年、左のセットアッパーとして頑張っていました。これから一皮剥けるかというところだとおもいます。甘いのかもしんないですけどね。私は那須野も、他のベイスターズのみんなも好きです。だから行ってきます。AOQLOの処理はお待たせすることになるとおもいます。それだけはごめんなさい。