うららかびより

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ボーテコンシェルジュさん、お世話になりました

今更ながら、昨日の新宿伊勢丹ボーテコンシェルジュさんとのカウンセリング体験をレポートとして纏めてみようと思う。少し前のりし、地下二階のBPQCカフェでアイスカフェモカ及び生ハムと野菜のガレットをぺろりと平らげてから、1階へ。日本一熱気とメスの匂いが混ざり合って満ち満ちた場所に違いない(ラフォーレのバーゲンはまだおこちゃまやなと思う)、新宿伊勢丹1階の化粧品売り場。その奥の小ぢんまりとしたカウンターが、私の目指す場所。平日の昼下がりということもあり、学生風情と有閑マダムくらいしか見かけない。シャネルのブースにディスプレイされた、ニコール・キッドマンのNo.5広告が美しかった。CMも飛び切り素敵。日本にはあんなCMはないよなあと思う。西洋ならではのゴージャス感。日本人にしか表現できない美もあると思うけれど。
カウンターには、清潔に整えられた髪形で濃紺のスーツ+スカーフと、いかにも美容部員然とした女性が三人。そのうちの1人に声を掛けると、にこやかに席を勧めてくれた。私の相手をしてくださったのは、長い黒髪をひっつめた女性。紫の上品なシャドウで染めた眦が鮮やか。
まず、A5くらいの大きさのカウンセリングシートを頂き、必要事項を埋めてゆく。項目は住所、氏名、電話番号、電子メールアドレス、伊勢丹から今後DMは送っていいかどうか、アイカード(伊勢丹のクレジットカード)は持っているか。最低限のこと以外は任意書き込みらしい。私は面倒なので電子メールアドレスは書かなかったけれど、それについて何も触れられる事は無かった。加えてその下の段は縦2つに区切られ、左のやや大きめのスペースに現在使っているスキンケアアイテムを列挙する。クレンジングからアイケアまで、とにかく埋めていく。ここ一年皮膚トラブルを起こした事があるか、ということも訊かれた。私はノー。そして、右には具体的な肌の悩みを書く欄が。私は「小鼻と頬の毛穴が目立つ」「頬の赤み」「季節の変わり目や、生活のリズムが崩れた時顎や頬にニキビが出来やすくなる」などと書いてみた。
書きあがったものを観ていただいて、ようやくカウンセリング開始。現在使用のアイテムについて、なぜこれを選択したのかと問われた(私の場合はライズかアテニア、美容液はちふれ)。「特にトラブルもないからと漫然と使っていて、でも劇的な効果も無く何となく物足りないので、今日はライン全体を見直しに来ました」、と正直に告白。ご理解いただいたうえで、記入した肌の悩みの細かい部分を詰めて、話し合っていく。
鼻と頬の毛穴が悩みだが、小鼻は黒ずみ、頬は開き気味と少し悩みの質が違うので、解決法はまた少し違ってくるということ。鼻の黒ずみはやはり汚れを落としきれて居ないのが原因。洗顔料を変えてみて、それでも駄目なら後一品、スペシャルケアを増やしてもいいのではと言われた。そして頬の場合は私の年齢からいって所謂加齢による開きはまだ早いから、寧ろ乾燥によって細胞が痩せ、結果毛穴が大きく見えているのでは?という指摘を受けた。毛穴の開きは、てっきり脂性か年齢から来るたるみのせいじゃないかなと思っていたので、正直意外。乾燥でも毛穴が広がるのね!また、ほおが赤くなるのは、体質に拠るところが大きいので化粧品だけで克服するのは難しいけれど、ほてりによる変化ならば、鎮静効果のある化粧品である程度は抑えられる、とのこと。ニキビについても、化粧品で「できにくく」することは出来るけれど、内的な要因も大きいので化粧品の力に頼るだけでなく、自分で生活習慣を整える必要もある、といわれた。
…やっぱり「美的」や「VoCE」で得た知識だけの、生兵法ではだめだなあと痛感。化粧品は決して万能ではないから出来る事と出来ない事がある、というのをしっかり教わったのははじめてかも。BAさんは営業のノルマがあって「売る」事がどうしても最終目的になってしまいがち。でもボーテコンシェルジュさんは「勧める」レベルだからいいのかも。
一通りここまで話し合った後、カウンターの奥にある戸棚から、私に合う化粧品のパンフレットを出していただいた。メイクアップ用品は対象外で、ベースメイクまでが範疇ということで、最大限色々とアドバイスを頂いた結果、勧められたのは以下の商品。

…うわあ、大人な感じのブランド!と思った(笑)。
薬用スキンコンディショナー(以下、スキコン)は、私の悩みである赤み(ほてり)、ニキビなどに効果があるということで、毛穴に効果があるコルセスのラインと組み合わせれば利くでしょう、という事を言われた。ヘレナルビンスタインの名前が出たのは意外。ステラーズやキスキスといったリップアイテムは綺麗だなあと思っていたけれど、スキンケアにはあまり目の行かないブランドだった。ポアジーニアスセラムを勧めていただいたのは、毛穴対策から。くすみ対策ラインのフォースCプレミアムと組み合わせるのも良いですよ、とおっしゃていた。リキッドファンデーションは「ハーフマットでカバー力のあるリキッドファンデーション」というリクエストにお答えいただいた上のオススメ。今はランコムのカラーアイディーを使っていて、白い私には色が合ってとてもいいのだけれど…ナチュラルすぎてあらが全く隠れないのが悩みだったのだ。エストのファンデは、レイシャスでおなじみの光拡散効果で、肌が綺麗に見えるそう。値段も思ったより高くはないので、今のファンデが無くなったら試してみる価値はあるなあと思った。
これらの商品名を最初書いたカウンセリングシートに書き写していただいている間は、美的とVoCEのバックナンバーを読んで待つ。それとは別に青い紹介用紙に、それぞれのブランドのBAさんあての商品支持を書いておられる。なるほど、こういうのがあったほうが、カウンターでも声を掛けやすくていいなあ。色々お世話になったあとは、自然と「有難うございました」という言葉が口を突いて出た。
その後アルビオンのカウンターへ…人生初体験だ、ドキドキ。安達祐実似のお姉さんに、声を掛けて商品を貯めさせていただいた。今年の春ごろ、水分値97という驚異的な数字をたたき出した私の肌も、冬の乾燥に負けて水分値が69まで低下していた。全体的に少し乾燥している様子。コルセスの乳液を、アルビオン式にクルクルーと手の甲に入れ込んでいただくと…あっという間に吸い込まれちゃったよ、オイ!その後スキコンを優しくパッティングしていただくと、肌がぷるんとして血色が良くなっていた。迷わず一番小さいボトルのスキコンを購入。乳液のサンプル品もいただいた。サンプルなのにコットンまでついているなんて、すごいよアルビオン
帰ったその日の晩、入浴後タップリの乳液をコットンに載せてお肌の上をくるくる…やっぱりあっという間に無くなっていく、そして毛穴が確実に閉まってる!ハンドプレスでさらに馴染ませた後、スキコンをコットンでパッティングし、ハンドプレスで入れ込む…充実度は確実にワンランク違うなあ。うっとり。母にも「(肌が)綺麗になった」といわれたし。
やっぱそろそろ買い替え時かも知れないなあ。いい年なんだから。などと思った。もう少し続けて利用してみます、アルビオン

ボーテコンシェルジュは、伊勢丹の代表電話経由で予約をした方が確実だが、空いていたら随時カウンセリングを受け付けてくれるそう。やはり平日の昼や午前中が狙いめな様子。伊勢丹の1階にあるブランドに限られてしまうけれど、行ってみて損はないと思う。