うららかびより

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見送り、見送り、そしていつか見送られ

訃報 - NEWS - ROSE RECORDS
私が大学時代から好きだったバンド、サニーデイ・サービスのドラマーである丸山晴茂さんが、5月に亡くなっていたことを今日知りました。また1人、大好きな人がいなくなって、大好きなバンドがかつての姿でマジックを再び起こしてくれる機会は永遠に失われました。
40を過ぎてからというもの、知人ではなくとも活躍を知っていた人や大好きだった人を見送ることが多くなりました。老いるとはこういうことかと、胸の奥が痛む度に、強く思い知らされるのです。
それに今年は何より、大好きな息子の最後を見届けた、私にとって忘れがたい年です。火葬が終わって、小さな白い骨になって戻ってきた姿は多分ずっと忘れないでしょう。できれば、この子に私の余生を全部あげたかった。私個人はもう充分に生きたと思っていますから。しかしそんな非科学的なことは出来やしないし、もしそうなったら魂子の心はどうなってしまうのか。会社で私の代わりはいても、魂子にとっては私の代わりはいないのです。だからせめて、天命で死ぬまでは、生き続けることにしました。
こうして、誰かを見送って、見送って、見送り続けて。そしていつか私も、誰かに見送られるのでしょうね。位牌に灰を投げつけられなきゃいいなあと、このビビりはついつい考えてしまいます。この年になると、人生の終わりがぼんやりと見えてくるものなんですね。果たして、どんな人生だったって、言えるのかなあ。何でも終わってみないと、わからないもんです。
だいぶ脱線してしまいましたが、改めて、丸山晴茂さんのご冥福を慎んでお祈り申し上げます。いままで、ありがとうごさいました。さようなら、晴茂くん。これからも、残してくれた音を聴いていきます。
このアルバム、好きだったな。

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