うららかびより

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だからもう一度諦めないで真心がつかめるそのときまで

2005年J1リーグ第11節:ガンバ大阪3−1名古屋グランパスエイト
得点者:【G大阪】アラウージョ遠藤保仁前田雅文
【名古屋】平林輝良寛
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やー、勝ってホッとした。昨日までのいやな空気を、これで断ち切る事が出来ればいいです。おとっつぁんのコメントによると、コンディションはさほどいいとは言えないようですけれど、また新しい気持ちでスタートを切れればいいな。今回のおとっつぁんはハーフタイムコメントしかり、いつに無く好感の持てるコメントを発していますね。
試合後の選手コメント@J'sGoalでは、ぐっさんこと山口智のコメントに注目。セットプレイ時のマークの不備は前々から気になっていたのですが、現場レベルでも危機感は生まれており、慌てずしっかりと問題を捉えているようです。1試合必ず1点食らっている今の状況を変えるには、しょうもない失点を減らすのが不可欠。確かにチーム戦術やフォーメーションの構造上、1点は食らっても仕方ないような状況だし、食らってもそれ以上に点を取ればいいという事に成りますが…今の攻撃は見た目綺麗でもどんな相手だって押し捲って押し切れるって位の力は、まだありません。だから実力が拮抗して1点勝負になる相手には悉く勝ち点を取りきれてない(勝ち点1どまりな)今の状況がある。中断期間以降(出来ればもっと早く)このジレンマを克服する事が上位進出の鍵です。こんなところに書かなくたって、自明ですけどね。ただ、失点を恐れて縮こまったプレイをしていては、今のいいところさえ失ってしまいます。大黒、フェル、アラウージョ(マスク・ド・アラ)は揃って真面目な男たちなんで、守備の意識が強く出すぎるとずるずる下がっちゃう。鍵を握っているのはアウトサイドとボランチかなあと、個人的には思っているんですけれど。
ただ、今日のこの日この試合だけを取り上げれば勝ったらそれでオッケイなんでしょうが、長期的なスタンスで考えると、より多くのお客さんを呼び込んで収入を安定させるにはサッカー自体の質の向上は不可欠だと思います。これは観てる側が心配してもしょうがないし、解決にはならない問題。現場レベルが気を引き締めて取り組んでもらわないと。吉原騒動で、内々で済ますべき問題を安易にリークしてしまうフロントの危機管理意識の希薄さと、現場とフロントがきっちり向き合ってない組織の幼稚性を露呈してしまっただけに、挽回のしどころですよ。
そしてそして、忘れちゃいけないのが前田雅文
J初ゴールがJ1通算10,000ゴール目になるなんてシンデレラボーイにも程が有ります。にくいよ、コノ〜(笑)。実は「10,000ゴール目がオウンゴールだったらどうするんだ」とか、しょうもない想像をしていたのは内緒です(笑)。
最近の前田はとかく、出たら何かやってくれるオーラをビンビンに感じさせてくれますよね。荒削りな面もありますが、疲れる事を厭わず、恐れずに真っ直ぐに信じた方向へと突き進む力。前田はそんな大事なものを体全体で私たちに思いださせてくれ、今日はこんな素敵なプレゼントをしてくれました。ありがとう、前田。前田のプレイにはいつも、自分を愛してくれる周りの人たちや、サッカーそのものに対する真心を感じます。それはとても、素晴らしい事です。良いハートは技術と同じくらい、得がたいものですから。その思いを私たちは応援で、返してゆきたいですね。そして一緒に成長して行ければと思います。
マスコミは筆が滑って「強豪」なんて書くけれど、ガンバはまだまだそういうチームじゃない。他チームから学ぶべき所、そして試合を通してつかみとるべき物がまだ沢山あります。奢っていたら、そして目の前を相手を憎むだけだったら、きっとそういうものは視界からすり抜けていくでしょう。今日からまたまっさらな気持ちで、それを見つけて生きたいですね。

前田1万ゴール関連リンク

>>追記:はてなダイアリーのキーワード「前田雅文」にちょっと手を入れさせていただきました。やっつけ仕事なので、不備もあると思います。これを読んだガンバ派はてなダイアリー市民さん、訂正よろしくです。あとえっと、せっかくよき日なんで、負けちゃった磐田戦のレポはもう要らない感じですね(笑)。今回はやめときます(とサボってみる)。