うららかびより

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次の戦いに、未来のガンバの姿が見えるか

土曜日の埼玉スタジアム、後半。ピッチに倒れて、ピクリとも動かぬままに担架で運ばれていったマグノ・アウベスの姿をまだ覚えています。感情の奥からムクムク湧き上がる黒い不安と、無事であってほしいという願いがごちゃ混ぜになって、頭の隅っこにへばりついたまま今日まできました。
そして、今日になってようやく検査結果が明らかになりました。以下、ガンバおひさるより転載いたします。

◇病名 右大腿二頭筋肉離れ(みぎだいたいにとうきんにくばなれ)
◇検査 7月9日(月)茨木市内病院にて検査
◇復帰 約3週間の見込み

肉離れ…。この3文字を、ここ何週間かの間に何回観たことか。
宮本がいなくなった今、マグノは(早生まれですけど)チーム唯一、私と同じ76年生まれです。だから、勝手に親近感を持ってみていました。
どこまでもストイックで、時には味方に激を飛ばすけれど、そのはげしい感情の矛先はむしろ自分の内面にこそたくさん向けられているようで。特に今年は、去年の得点王としてのプライドと、今年こそチームを優勝させるんだって思いを重い荷物のように背負ってやっていた感があります。特に私は、去年から今年にかけて関東で浦和戦を見ることが多かったので、喜んでいるときよりも、悲壮感漂うマグノの顔のほうをよく覚えています。
せめてもの救いは、今週末の浦和戦が終わったら、8/11まで試合が無いこと。ゆっくり、じっくりと治してほしいです。
土曜日もかなり台所事情の苦しさを感じましたが、これでレギュラークラスのFWがいなくなってしまった。今の浦和相手に、スコアレスドローの引き分け狙いでゲームに入って通用するとは思えません。土曜日、あえてガンバらしさを封じるシステムで結果を求めたガンバは、結局自らに重い足かせをつけたように、思うサッカーを実現できませんでした。どうせなら、前に向かうダイナミズムと、ほんのひとつまみとおもっていたらふたが外れて一瓶丸ごとドザーっと入っちゃったみたいにピリッとスパイシーな破天荒をあわせもつ、いつものガンバの姿勢を見せてほしい。そりゃシステムの変更はあるでしょう。西野さんも今頃頭を悩ませているはず。しかし、どんなにシステムが変わろうと、そこに命を吹き込むのはその中にいる人の意思です。戦う前から、負けないでほしい。
いずれ、代替わりしてマグノも播戸も、バレーだっていなくなる。そうしたときにどんな攻撃をしかけていけるか。そういう意味で、未来の一端が次の試合に、見えてくることでしょう。
そりゃ苦しいさ。それでもガンバには、二川がいる、そしておそらく家長も帰ってくる。中盤のそこからズギュンとつっかけてくるであろう、突貫小僧の倉田もおります。寺田の巻き返しにも、期待したいところです。そして山口の怪しい関…ゲッフンゲッフン、男気あふれるヘッドもね。
…おおおおお、こんな大事な試合を観られない自分が肉い!肉らしい!焼かれてしまえ!デンイコウ!(段々意味不明になってきました)応援したいけど、でもいろいろあって暫く関西行きはちょっと無理なんですorz
あおりにあおっといてそれかいって感じですけど、いける皆さんは、なにとぞ私の分まで応援よろしくお願いいたします…。