うららかびより

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簡単に「FWがいない」なんて言わないでくれよ

中山悟志前田雅文平井将生、岡本直也、星原健太。彼らが登録されているポジションは、どこだ?レギュラークラスのFW三人が抜けたからって、テンパって彼らまでいなくなったことにしてしまうっての?彼らの普段の努力まで、なかったことにしてしまうの?学生の時分、教室にたまたま一人でいたときにガラッと扉を開けられて、「あれっ、誰もいなーい」って言われた時と同じ類の引っかかりを感じる。言葉は怖い、そしてデリケートで笑っちゃうくらいあっさりと、人の心をえぐれる。こういう無意識の失言や言葉足らずが、読む人間にどんなに余計な心理的効果を与えるか。こんな言葉、サポの口やブログから、出てきてほしくないですよ。
前田はMF兼任で、年々サイドでの起用が増えてる。でも、今週末のナビスコ杯では中山や寺田*1とともに攻撃の鍵を握ることになるでしょう。平井だって、ベンチ入りの可能性は大きい。怪我で離脱した人のことを嘆くエネルギーがあったら、彼らにかけてみましょうよ。信じてみましょうよ。彼らが試合をきっちり決めてくれることを。愚痴なんて、試合が終わってからいくらだって言えるさ。言いたくなければ言わなくて済むような状況、みんなでつくろうよ。選手も、コーチも、サポも、みんなで。
強いガンバだから、好きになったのか?優越感に乗っかれるから、応援してるのか?寅の威を借る狐になれりゃそれでいいのか?んなわけないさ。強いときも弱いときも、台風のときも晴天のときも、いつものようにいつもの青と黒の仲間が集う場所に行くのは、ガンバが、ありのままでいつもそこにいてくれるからだ。家以外に、帰れる場所がある。それはなんとすばらしいことか。そして大好きな人たちには、いつも笑っていてほしい。だからどこにでも、ちょっと無理してでも行くんです。みんな、そうじゃないの?
中山のことは、アテネ五輪代表に選ばれだしたころから、観てきました。一時悩んでしまったこともあったしどっちつかずな時期もあった。ピッチの上で、何を売りにして飯を食っていけばいいのか、わかってない時期もあった。でも土曜日の埼玉スタジアムでは、違った。チームのためにゴールに向かって体を張って身を投げ出して、おとりになって味方のためにスペースやチャンスを作ることに、ただただ貪欲な彼がいた。自分の体裁きの一つ一つを確実にゴールに結びつけるのだと、前向きにプレイする彼がいた。七夕に輝く星のように、彼の中に久々に光明を見られた夜でした。
土曜日に万博へ行く青と黒の皆さん。彼のプレイにガンバの未来を観てください。そして感じてください。中澤、倉田、青木…ピッチの上を駆け回る青く伸び盛りの彼らは、あなたの声援を待ってます。赤く巨大な壁に立ち向かうイレブンに、ありったけの勇気をあげてください。お願いします。
あ、こっちはこっちでバナー鋭意製作中です。すみませーん。

*1:彼もこのままくすぶって終わってほしくない。次の試合は大事