うららかびより

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我泣き濡れて球と戯る

今日付けの大阪日刊より。「「格下」に弱い家長よさらば!香港で輝く」という記事が目に留まりました。相手が強くないと燃えないというか、ボールを持ったときの動きにまだ物足りなさを感じる家長。それは若さゆえか、なまじ何でもできてしまうゆえの慢心か。勝ったときも負けたときも、常にわれわれをハラハラさせるチンタラ青年にも、こんな一幕が。

 前日9日のナビスコ杯では、主力温存の広島にまさかの敗戦を喫した。相手が強ければ輝くが、格下や低調なチームほど実力が発揮できない。「悪癖」は小学生時代からだ。所属していた京都・長岡京SSでは勝負どころでチームを救うゴールを決めるなど頼りになる主将。だが、相手が弱いと感じれば、見下したような態度をとりながらプレーして、小嶋重毅監督(46)から大目玉を食らった。

 小嶋監督「技術が高かっただけに周囲をなめてしまうこともあった。ふてくされた態度をとることもあった。しかりつけたら、河原で泣いていた」。
※強調は筆者

河原で泣きながら、石を川面で三段跳びさせるちびっ子アキヒロを想像してしまいました。こんなほほえましい時代もあったのかと、下がる目じりの恵比須顔になる一方で、「おまえさん昔から同じポイントで周りの大人におこられてるのか。成長してねえな」と遠く富士山を見つめたくもなりますねえ。

西野監督「ヤツ(家長)はボールを持ってから、はい、やりますというのが多いよね。ゲームから消えてしまうこともある。良くなっているが、そこの意識を変えていく必要がある」。

とまあ、うちの西野さんもずばりと一言、仰ってますね。日本で一番家長にツンデレなオヤジだけあって、ぽんとひざを打ちたくなる的確な表現。寝ているとかチンタラとか、ネタとしては面白いんですけどね。国際舞台で肉を切らせて骨を絶つみたいな修羅場を潜り抜けて、研ぎ澄まされていってほしいと思うんですけど、東京のアジア予選では時間帯によってけっこうぼんやりしてましたからね。やっぱ中東のアウェイとかのほうが、負荷は大きいかな。
一方で安田はやる気満々(リンク先はスポニチ大阪)。ただ、彼の場合は気持ちが先走りすぎて守備から荒くなっていくこともままあるので、埼スタの熱気が悪いように作用しないかってのがちと心配ではあります。山口やシジさんとよく話し合って、連携してほしい。
遠征疲れでけが人が多いという浦和。平川選手が怪我で欠場濃厚ということで、まずはサイドでイニシアティブを取っていく必要があると思います。家長と安田は、週末の大一番におけるキーマン。先日の埼スタでは、縦の突破に若干もろさを見せ、特にCBがいたずらにサイドへ引っ張られて、中央ががらあきになる場面が目立ちました。というわけで家長と安田は、週末の大一番におけるキーマンに成ると思います。がんばっていただきたい。加地の代役は、また橋本かな?後ろのほうから家長を、助けてやってほしいですね。