うららかびより

家族のこと、趣味のこと、その他いろいろなこと

ぼくはサンタクロース

会社の帰り道にもりっと寄り道して、いよいよクリスマス前の最後の仕上げとしてプレゼントを揃えた。親父には手袋。冷えが悩みの母にはニットのルームシューズ。弟にはグレイとイエローのコンビがおされさんな、スウェット地の肩掛けかばん。ついでに自分には、松本大洋鉄コン筋クリート」3巻分が1冊にまとまった、やたらでかくて厚くて重い本と、土曜日に美容室で読んで惚れ込んだ、「フィガロ・ジャポン」誌の読書特集のバックナンバーを買いました。

鉄コン筋クリートall in one (ビッグコミックススペシャル)

鉄コン筋クリートall in one (ビッグコミックススペシャル)

madame FIGARO japon (フィガロ ジャポン) 2006年 12/20号 [雑誌]

madame FIGARO japon (フィガロ ジャポン) 2006年 12/20号 [雑誌]

金がないので、工夫で勝負。各人の日頃の生活を思い起こし、「これがあればちょっと楽しくなるんじゃないか」という物品を選びましたよ。当たればハッピー、滑ればガックシ。鬼がでるか蛇がでるか。
大学がローマカトリック系だったもんですから、お昼休みにミサやってたりするキリスト教徒の真面目さを身近に見てきてて、だから「クリスマスがこんなへんてこな消費のお祭りになっちゃうのは嫌かもな」ってちょっと思ってました。でも、一緒に暮らしている人たちにいきなりものをあげるのは、微妙に気恥ずかしくて。だから、ゴメンヨーと今年のJリーグMVP口調で謝りながら、口実に利用させてもらいます。あのサラサラロン毛は、くちゃくちゃのパーマヘアから少しでもフォーマルモードへにじりよるための苦肉の策だと思ったんですが、どうなんだろう。支え合って生きたくなる髪型でしたが。
それはともかくとして、今みたくせわしい歳末は、まず誰かのためにお金を使いたい。一年間の感謝、なんつってね。今売ってる女性誌のページをめくると、自分へのご褒美かおねだり用の広告ばかりで、さっぱり役に立ちませんよ。私が知りたいのは、「大事な人に何をどんなふうにあげたらいいか」というアイディアなのに。レストラン特集も「彼氏に連れて行ってもらうナントカ」でさ。女性の自立云々普段書いてても、結局男性の懐に依存させようとしてるのは、変わんないのかなあと。空しさ、ポッカリ。先ずはできることをやって、持ってるもんを与えて。そこからなんじゃないかなあと。
しかし人のために使えるくらいに、お金を稼げるようになったのは本当に嬉しいことです。ここまで来るの、長かったもんな。クリスマスケーキ引き取りまで、あと3日!
というわけで、昨日につづいて、遅い帰り道でしたー。