うららかびより

家族のこと、趣味のこと、その他いろいろなこと

けど本気で愛しているふりしていよう

※一部誌面に対するネタバレを含みます。まだ発売されていない地域にお住まいで、楽しみにしている方は後ろのほうを読まないほうがいいかもしれません。
1ヶ月の仕事量をひとことであらわすと、頭でっかち尻つぼみ。たいてい支払通知書を発送し、売り上げの締め処理をする月の頭10日間位が一番忙しくて、今時分が一番暇。そういうわけで、いつもより灰色に黒が多く指したオヒスワークなのでありました。この口下手な私が、電話の受け答えが上手だお手本になるだなど、言われる日が来るとは。明日からお日様も西から昇って東に沈むんじゃないかしら。そろそろ財布の中身が目に見えて貧しくなってきたので、引き締め引き締め。

サカマガ/サカダイ雑感

…と、書いてはみたものの、火曜日なので、サカマガサカダイを手土産に、帰宅。学生の時分は、どっちかというとサカマガ派。でもビッグゲームがあったり、ガンバがいい勝ち方をした翌週などは、少ない小遣いをどちらにつぎ込もうか、ドドメ色の脳細胞を悩ませたもでした。でも今は、大人買いできるようになりました。しかしながら、どちらを買うか迷っちゃうくらい、どっちもいいというポジティヴな理由、最近はどちらの専門誌も内容が薄くて、2冊読まないとかつての1冊分の満足も得られないというネガなそれのほうが大半を締めるというのが、なんともやるせない。そういう状況が、ここ数週間続いてる。
それでも、ガンバがいい試合をしたからなんかないかなーと思ったら…なんかちょっと薄かったです…。サカマガは、巻頭特集の記事自体資料性が高いしそこそこよませるものの、あんまりにも国内リーグをないがしろにしすぎだ!という憤りが先に立ってしまいます。枝葉に気をとられすぎて、肝心の、日本のサッカーにとってぶっとい幹となる、「今の空気」をあらわせてないような。悪い意味でおたく的な誌面になってしまっています(ってオタクに言われたくないか…)。ガンバサポ的には播戸のインタビューを立ち読みするだけでいいと思う。
サカダイは、インタビュー中心。これはより深く掘り下げるというよりは、普段このチームや選手をチェックしていない人が読むと、対戦のときに相手に対する理解が深まっていいかな、という感じ。私は、ガンバだけでなくよそのチームのこともいろいろ勉強して知りたいと思っているので、これはこれで楽しめました。名波と岡山がよかったかな。三浦泰年さんの遠藤と兵働くんに対するさりげない励ましも、ありがたかったです。2誌のうち、どちらか一つを選べといわれたら、サカダイだと思う。表紙の人が琴欧州みたいだヨー、パーマあててる新弟子みたいだヨーとか突っ込んでしまいましたが。ひーごめんなさいごめんなさい。あとあれですね、二川ネタだけ今でも川原さんが書いているような気がしてなりません。ひーごめんなさいごめんなさい。
でも…なんかちょっと全体的に薄いのです。もうちょっと、J1J2の各試合のことにも、触れてほしかった。清水戦が1ページで簡単にまとめられていたから、っていうわけじゃないんですけど。どっちのリーグも佳境なのに、どっか誌面がさめているなあと思ったのです。先週号でJリーグの特集を大きく組んでいることを、すこし考慮してもいいかもしれませんが…うーん。日本のサッカー誌は、やっぱり日本のリーグに対して熱く真剣であってほしいんです。
これは両方の雑誌にいえるんですけど、スタジアムに着実に息づいているサポーターたちの熱気を、ちゃんと誌面に定着させて充分に伝えることができていない洋に思います。なんつか、誌面自体から熱を感じないし、あんまり輝きがないのだよな…。若き日の思い出でちーとばかしバイアスがかかってるのかも知れませんが、昔のサッカー専門誌には、行間にドキドキを誘発する何かがありました。
確かに今はネットの海に潜れば、チームを良く知り目の肥えているサポーターによる文章が簡単に読めます。データも浮かんでます。対戦相手の事前研究くらいなら、それで充分という場合も多いです。それでなくても、ウェブによる報道やテレビという、速報性に優れたメディアがあるなか、あえて雑誌というスローなメディアに求めるもの。それは、手間ひまと時間をかけた上の成熟や、落ち着いた視点です。早いメディアより踏み込んだその一歩が、読んだ人間にとってサッカーの面白みを2倍3倍にも増大させるような、そんな記事。駆け足では気づかない、ちょっとひねった視点の記事が読みたい。サッカーは、机上の論理とテレビの中だけで終わってほしくありません。すべての情熱はスタジアムに集約され、爆発してほしい。そんな化学反応のための仲立ちをするのが、各種メディアであってほしい。
今、雑誌はどこも苦戦しているけど、雑誌だからできるアプローチはあると思うんです。雑誌でサッカー観を育てられた人間としては、たとえアナログで非効率なメディアでも、やっぱり期待は捨てられません。ページをパラりとめくって、新しい世界を見た瞬間に意識が変わる。これはウェブでは味わえない感覚だと思いますから。
そういや高校のころは、サカマガの記者になるのが、夢だったんだよな…(遠い目)。
ちょっと口直しにこれでも読んでみますか。

サッカーという名の神様 (生活人新書)

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さて、ガンバはといいますと

播戸とマグノが軽いとはいえ故障を抱えていたり加地君はなぜピチピチTシャツばかり愛用しているのかと突っ込んでみたくなったりしてますが、チームにとってもサポにとってもヤマであり、実は俺たちのセンゴクコーイチまで胎内の何かと戦っていたというか腹の中がセンゴク時代だったらしい清水戦を乗り越えて、ほっと一息モードなのかなという感じ。天皇杯はベストメンバーで臨むようです。よほど痛んでいる面子は休ませるとしても、変に週一のペースを乱すとよくない気がしますから、そっちのほうがいいっす。オフが縮まるというデメリットはありますが、取れる可能性のあるタイトルは、やっぱ取りたいもの。がんばってほしいです。
…私ものころうバナーをがんばらないといけませんね。トホホ。