うららかびより

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君は「花の子ルンルン」を知っているか

なんつーかね、表紙を見て思い出しちゃいましたよ。主題歌と一緒にね。なぜか「裸の大将」のテーマとちゃんぽんになって脳内再生されましたけどね。不思議ですよね。常に新鮮な驚きと感動と笑いを提供し続ける男、宮本恒靖。今回もやってくれましたよ、ハイ。花の子ルンルンみたいなおっさんがいるなあと思ったらね、宮本だったのよね。
…とまあ、無駄にマギー司郎文体になってしまうほどの笑撃をうけたのはおいといて。すばらしい写真から全国のガンバサポをわくわくテカテカさせていた、週刊サッカーダイジェストガンバ特集号。今日発売です。会社帰りに買ってきましたとも。ガンバ優勝記念特別号が、漢・川原の妄想と悲願とほほえましい暴走の塊(そして秀逸なオチつき)だっただけに、今回も期待してました。
で、読んでみた。全体の印象はちょっと抑え目で、肩透かしかなーとおもう。ただ、全国規模メディアでいろんなサポーターが読むことを考えると、これくらい抑え目でもいいかな。まだねえ、好調だけどもタイトルを手にしたわけじゃないし、いまが充実の時だって言うのを実感として、ぎゅっとかみ締めて、「ではいったいどこがどういうふうに充実しているのか?」というのをサポの贔屓目を抜きにした視点から再確認する、というのでいいんじゃないでしょうか。で、他サポの皆さんにも、ガンバの持ってるいい雰囲気の尻尾でもつかんでもらえれば、しめたもの。
加地君と遠藤の対談は、和んだなー。優勝争いがそろそろ絞られてきて、のこり両手で足りるくらいの試合数になってきたっていうのに、ぎすぎすして眉間にしわがよるどころかなんだこのほのぼの感(笑)。加地君の眉毛がナチュラルな太さになっている以上に、びっくりですよ。ゴール裏はやんちゃだけど、選手たちはいいとこの次男坊のぼんぼんみたいな、ゆったりのんびりおっとりな人たちが多いのも、ガンバの不思議な伝統だったっけ(吉之さんはマジボンボンだけど)。昔はこののんきさに、「やる気あるのかなー」っていらいらさせられることもあったけど、今は逆だな。試合以外の煽りだなんだを食らってぷりぷりするよか、もっといいことにちから使おうぜ、と。いっしょうけんめい一試合ずつ戦っていって、気がついたら「あらっ、優勝なん?」ってなっちゃうほうが、ガンバらしいですね。変に気負わず、でもひめたる闘志が行間でちらついている、そんなインタビューでした。
不思議とガンバにはニコニコとした笑いがついて回ります。選手は決して狙ってるわけじゃないんだろうけど、みんないいネタ持ってる。プレーで人をニコニコさせて、ピッチの外ではネタづくし。まさに娯楽の殿堂。ぴったりだこのコピー。考えた人、えらい。
あと、宮本のインタビューにオリックスの日高捕手の名前が出てるぞ!という微妙なところで、ちょっとぐっときてみました(笑)。ようやく落ち着いて、インタビューにこたえられる心境になってきたのではないかな、と思わせる内容。基本的にどこのメディアでもそんなに変わったことは言わない宮本ですけど、インタビュアーが気心知れた川原さんだったからか、ほっとする雰囲気が伝わってきました。
最後の金田さんと信藤さんの対談。世間の認識は、まだまだそんなもんかー。そりゃあ、浦和は不思議な引きと運を持ったチームだけどさあ。まあ、言論の自由ってやつ。終わってみないと、なんでもわかんないさ。しかしその内容以上に気になるのは…25ページの4段目、最初のコメントから、信藤さんの一人称がいきなりワシになって、金田さんと同じ語り口になってること。確かにご出身は広島市ですが…いつも広島弁つかってたっけな?金田さんにつられたんだろうか?よくわかりません。
今週木場くんの所属するヴァリエンテ富山の記事も載っていたのは、川原さんの粋な計らいかな。木場魂は、かの地でも健在なようでなにより。
明日はガーナ戦かー。二川10番遠藤7番だの播戸スタメンの噂だの、みんなして俺を担ぎやがって!といいたくなるくらいできすぎた状況ができあがりつつあります。面白いのは、AOQLO界隈では普段代表にあまり情熱をいだかないどころか覚めた目で見ている人も含めて、あったまりまくってきていることです。これも一種のツンデレじゃなかろうか(笑)。なんにせよ、目の前の試合について、燃えられる要素が一つでも多くあるのは得なことです。どうせだから、楽しんでしまいたい。応援に行かれる皆さん、宜しくお願いします!私もがんばって、早く帰ってテレビ観るぞー。