うららかびより

家族のこと、趣味のこと、その他いろいろなこと

帰りたい時を見つけるとしたら

むくんだ足をマッサージして、どっと布団の上に倒れ込む。どくどくと、足に血が行き渡るのがわかる。しかし頭の芯はもやがかかったようにうすぼんやりとしている。
こういう時は、自分でも妙だと思うようなことを考えるもんだ。「みんなでいこうアトランタ」って歌っていた、13年も前のこと。西野朗が30代の青年監督だったような昔。あのときの日本のサッカーは今よりテクニックも戦術も青く、しかしながら世界への扉をこじ開けて、つわものたちと激しく関わりたいという野心に満ちていた。ギラギラと餓えるとともにキラキラと輝いていたのだ。
保身や体面、前回大会の成績など気にすることなく、あのころ持っていた、世界に対するみずみずしいまでの憧れと敬意を、私たちは取り戻せるだろうか。
日本のサッカーは死んだ?ふざけんじゃねえや。生き続けるんだよ。そう思って、行動する人間がいる限り。