うららかびより

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夜が明ける前に覚悟を決めろ

今日はロッテと東京ヤクルトが試合をしているごく近くで、派遣会社の研修だというまさに「生殺しの宝石箱や〜!」てな状況に自らを追い込みつつも、何とか世知辛い大都会から帰ってまいりました。ハーゲンダッツのパフェに舌鼓を打ち、表参道ヒルズを探検し、明日に備えた親父へのプレゼントを買ったり(って、動くのおせー)。ここ一週間続いた、職場でのW杯ストレスも少しは紛れたようです。
や、もうね。蒸し返すようですけど週の頭から人生の約半分を否定されたら、やってられませんってばさ。なぜかこっちが追い詰められて、「いっそW杯早く終わってくんねーかな」って思っちゃったじゃないかよ〜。全国のサカオタのひと、八つ当たりみたいですみません!しかしここで被害者ぶってても面白くないんで、月曜日からまたバリバリ仕事してきますさ。仕事をきっちりやって、文句なんて一ミクロンもいわせないんじゃい。プップクプーですよ。
さて、しょうもない話はこのくらいにして。明日はいよいよクロアチア戦です。もうすでにうんとまえから情報戦は始まっているのでしょうから、彼らがいまどんな状況かは、正直明日ピッチで躍動する姿を見ないと分かりません。加地君が実は「狂気の右サイドバック」状態になっているんじゃないかと、チキンな私はひそかに心配しております。取り越し苦労でオチてほしいですけど。クロアチアもフランス大会時に比べたら、特徴を聞き知っている人がものすごく減ってしまって、せいぜいコバチは割烹で出てくる酢の物や煮しめじゃないってわかるくらいですかねえ。ってすみません、緊張のあまりふざけすぎてしまいました。
あまりに分かりすぎる敗因で負けてしまった日本。あの月曜日が10年くらい前に思えちゃいますね。試合内容に関して、文句もブーブー言いたくなる人の気持ちも分かりますし、よっぽど感情的にもほどがある八つ当たり以外は、彼らも批判の類は甘んじて受け入れるでしょう。それもまた、日本のサッカーを背負って立つということです。
ただ、自分の主張だけ書き散らして、ここまで来ていまさらぽいっと見捨てることは私は好きじゃあありません。正しいか正しくないかは、どうでもいい。価値観は、人それぞれです。「常に勝つ側の立場に立たせてくれなきゃ応援しても損した気分」っていう人もいるでしょう。自分が、そういうのはつまらんし好きじゃないって思うだけ。まだ試合がのこっているのに選手に断りも無く「もうだめだ」って幕引きをするのは、私たちのするべきことじゃないですからね。悪いところは悪い、いいところはいい。知り尽くして飲み下した上で、それでも応援するのがサポじゃないかなと、私は思っておりますので。あくまで私は、ですけど。ってくどいか。
近年まれに見る、番狂わせの少ない大会。昨日なんかもアルゼンチンがあまりにも端正すぎ、肉とワインのにおいがぷんぷんする、イヤーンでいやらしげでさわやかでないサッカーをするので、かえって引いてしまった捻くれ者は、私だけでしょうか(や、多分ブラジルびいきだからなんだと思うんですけど)。ちょっと安心こいてる世界のサッカーファンを、恐怖のずんどこに陥れられることができたら、最高じゃないっすか。一週間で修正した成果、とくと見せていただきましょう。
明日は神宮球場へ俺たちの誇りを支えに行って、とんぼ返りでテレビの前です。たとえどんなにちーせーミジンコみたいな可能性しかなくても最後まで突っ走りましょう、勝利のために。