うららかびより

家族のこと、趣味のこと、その他いろいろなこと

加地は加地のままでいてくれるだけでいいんだ

もう金曜日にはドイツW杯開幕かあ。前回大会みたいに、街中のあちこちで実際の大会準備が行われたりはしないので、ちょっと不思議な感じ。「僕の見たビートルズはテレビの中」みたいな感じ。日常は何にも変わらなくて、早起きして、仕事して、帰ってきて野球見て、勝ち負けにうぎゃーとなって風呂入って、寝て…なーんにも変わらないのに。周りでもぼちぼち、ドイツ行きの準備をしている人や行っちゃった人が出始めた。それだけが違うけれど。ゆるーく日常は、あの赤・黄色・黒に侵食されている。
ロイターで加地君写真が配信されている。天下の国際通信社から電波に乗ってやってきた、いつもと何にも変わらない加地君が、ディスプレイの中にいる。本当に、不思議。加地君が出られるか出られないかっていう、昨今の過剰報道、あれってまるで、本番が始まる前から、負けたときの言い訳探ししてるみたいに思えます。わたしだけ?もっとずばっと書いてしまえば、「戦犯探しのためのめどをつけておく」みたいでいやだなあ。自国の代表なのに、愛がないぜ愛が。たたくにしてもほめるにしても、根底に敬意とか愛情がないものは、金のにおいがぷんぷんしてうざい。
どこへ行っても、何をしても、帰ってきても、加地君はガンバの加地君。たたいてもほこりどころかいい話とネタ話しか出てこなくて、どんなすごいことでもさらっとやってしまって、いつの間にかみんなをめろめろに、幸せに酩酊させる家族思いの加地君。帰ってきたら、チャントとスタジアムの熱気で、ぎゅーっとつつんで抱きしめてやるのさ。帰ってくるまで、無事でいてくれと、君の願いがかなうようにと、祈るだけなのさ。私たちにできることは、それだけなんだから。