うららかびより

家族のこと、趣味のこと、その他いろいろなこと

壊れない心を 壊れない発条の愛も

大宮サッカー場から帰って来ました。ひっさびさに声出して跳ねて。試合が終わる頃には、すっかり気持ち悪くなっちゃった。この運動は少しくらいは彼らの力になりえたかな。どうなのかな。気持ちはどれ位、届いていたのだろう。
大旗が散々眼前に舞い散るような所にいたので、正直試合の内容については詳細に見られませんでした。ただ…お世辞にも良いとは言えない。後半25分を過ぎても運動量は落ちなかったけれど…やりきれずに、終ってから、ブーイングをしました。望みを絶やすほどではないけれど、もっと他に方法はなかったのか?やりようはなかったのか?頭の中ははてなだらけだった。
三木良太は大黒の代わりに使うより寧ろ、大黒と組ませてみたい選手だった。前半は彼の周りには人がいなさ過ぎて、それが彼の個性を引き出しきれてないように見えた。フェルナンジーニョはいっつもどおり唯我独尊で、それは組織内の血液循環が上手く行っている時は、単調にならないためのスパイスとして機能する。けれど…もうすこし三木の衛星っぽく動いて欲しかった気がした。こういう動きがチームで一番できるのは…そう、大黒。あとは吉原が思いつくけれど、あいつはいったいどうしているんだろう。あと宮本と山口はやっぱりちょっと、だましだましやってる所があるように見えたなあ…。1パス2パス手数が多いような緩慢な展開も多くて、その分相手に読まれやすかったと思うし、ボランチと前3人の間のスペースを、藤本選手あたりにはうまく使われていたと思う。立ち上がりは比較的上手く行っていたけれど、特に後半は最後まで生き生きとした流れを、こちらからアクションを興して作り上げる事が出来なかった。
「フン、簡単に優勝なんかしてあげないんだからネッ!」と、天皇杯四回戦に続いてまたしてもツンデレな結果。そしてなんという悪運。この状況でまだ首位。出来すぎだ。しかしこっちは、それにハアハア萌えている余裕はないわけですよ。ますます「今優勝しなかったらいつできるかわからん」「解説者やマスコミは敵だけど(サカダイ川原さんとあと一応サカマガ中村さんは除く)、ひょっとしてサッカーの神はいまちょっとガンバが気になる存在なのかもしれん」「いやサッカーの神こそ最強のツンデ(ry」という気持ちが高まってきました(最後のはネタですごめんなさい)。色々不安なポイントを挙げたらきりがないけれど、終ってしまったものは仕方ないので、次を見る事にします。
大阪に住んでる皆さん、もしできれば肩もみ名人を練習場に連れていって、おとっつぁんの面倒を見てもらってください。あの人も相当追い詰められているとは思うんだけど、どう見ても相談ベタそうだし1人で鬱々と悩みを抱えてそう…(ちゃんと吉之さんや、柏時代からの付き合いのブローロさんとかに相談しろよ)。最近の采配からしても、そんな感じが透けて見えている。色んな意見があるでしょうが、「今」優勝するには彼の力が必要ですからね。
これで優勝争いは最終節まで分からなくなった。あと10日あまりで全てが決まる。祝祭か、いつもこうだよ!絶望祭りか。まだじたばた悪あがきが出来るなら、最後までやってやろうじゃないですか。しかしまあ、13年間待ってきたこちらにしてみれば、いまさらこんなんで、心折れてられないよ。もっともっと屈辱的な負け方もしていたし、消えてなくなれって言われたあの日(未だに忘れられない。涼しい顔して大阪のチームに優勝して欲しいなどといいよって…ムキー)や、ひょっとしてひょっとしたらと思わされながらも谷底に突き落とされたことだってそれこそ何回も…ああ、なんて恐ろしい連中なんだ(遠い目)。
応援で勝たせるなんて、幻想かも知れない。彼らの耳や心にこの声は、どれだけ響いているのかなんて、精密に数値化したりなんて出来やしない。冷たい透明な壁を感じることだってある。でもそうせずにはいられない。文明がどんなに進んでも、君と繋がってたいという欲望は簡単に、理性や知性の壁を越えてしまうのだ。ばかっていわれても、空気嫁っていわれても、私は全てが決まる直前の1秒まで、彼らを信じてる。
初めてのタイトルをその実力でぶんどって、見たことの無い位の飛び切りの笑顔を見せてくれ。それだけでいいよ。欲しいのはそれだけ。