うららかびより

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これは誰のせいなんだろう それはわかってんだろう

2005FIFAワールドユース選手権大会 決勝トーナメント1回戦
U20モロッコ代表 1−0 U20日本代表

おっさんご飯食ったらまた午前零時くらいになってしまったので、仮眠も取るには半端だったしウッカリ寝てしまいました。君らの分まで今のうち(睡魔に)負けておくから、その分勝てよー!と無理やりこじつけつつ。しかしロスタイムで仕留められたか…。

この試合についてはなにも言えないので、ここまでの道のりに関する雑感を。
チームとしては「世界大会にこんな成熟度で出ていいのか」という感じでした。特に個人が普段クラブで積み上げたものの有無は、ピッチの上で残酷なくらいに明らかになりましたね。その差を埋めて少しでもなだらかにするのが、共通理解としての戦術であるはずが、今回のチームが志向してるのは、高校レベルと大差ない部活サッカーだった。ひょっとしてひょっとしたら、サイキョーに強い目的意識と連動性によって、どうにかピッチで肉付けしていくことも出来るかもしれない。けれど、現実では難しいでししょう。結果論ですが、戦術が迷った時に立ち返れる原点ではなく、生肉ゴローンみたいな感じで目の前に投げ出されることで、かえって選手に問題を突きつける方向に機能してしまった感があります。手とり足とり教えることはないと思うけど、こりゃちょっとなあ。

これが大会一年前なら、まだどうにか理解出来るんですが…最後までこのチームの色気や個性は、パッキリとは表れなかった。監督と選手、両方に物足りなさを感じました。もっと出来るはず、と思うのだけど、本番でやらずしていつやる?この道は北京まで繋がっている、と信じたいけれど。

参加賞の「いい経験」と「世界との距離感」、これ以外に得られたものはあるのだろうか。や、あって欲しい。その答えはこれから、全国のピッチで見られることでしょう。そして選手は、自らに向けられた視線にこもった熱の高低から、自分への客観的な評価を肌で感じることになるでしょう。すべてはまたそこから始まるのだ、と思います。

スタジアムで待っているぞ、家長。