うららかびより

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ようやく勝ったねえ、府外でも!

※えーサポティスタからお越しの皆様。観戦記がしょーもなくてすみません。ついでに長いのもすみません。スクロールすれば御目当ての記事が出てきますんで。「椅子に立って応援するのって、アリ?」という小見出しがついてますから、すぐ判るかと思います。あまりご期待には添えないと思うのですが、どぞよろしく。
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2005年Jリーグヤマザキナビスコカップ:予選リーグB組第6節
東京ヴェルディ1969 1-2 ガンバ大阪
得点者:【東京V】小林慶行
G大阪松波正信寺田紳一
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長かった…今シーズン4ヶ月目にして、ようやくガンバの勝利を拝む事ができました。
私試合の間ずっと具合が悪くて辛抱できず、試合終了とともにとっとと帰りました…トホホ。で、ろくなレポができないんですが、とりあえず覚えている事をつらつらと…。他にもいろんな方が今回観戦記をアップしてらっしゃるので、そちらをご覧になった方が良いと思います。サイドバーから、J.B.AntennaやAOQLOPEOPLEを使うと便利ですよ…とちょっと宣伝。
立ち上がりは眠かったですね。上手く前線にボールが入らない。どっしり構えて配給を待つ松波が前線に張っているので、いつものようにスピード溢れるポジションチェンジとパス回しで相手を混乱させる、というのではなく、最終ラインのインタセプトから大きくサイドへ散らしていく事が多かったです。ガンバが理詰めで流れを取って押し込めているというより、緑さんが引きすぎてできたスペースに結果として入り込んでいるだけ、という印象。正直、球の入り方が悪く、余り前線では良い形でキープできていませんでしたね。フィニッシュがバタバタしていた印象(私ゴール裏の目茶目茶前で観てたんで、細かい事は書けないんですけど)。
そんな淡々とした展開の36分に、二川のパスからシジさんが流し(最近のシジさんは攻撃に積極的だ…!)、松波が押し込んで嬉しい先制!このまま90分間淡白に終っていくのか、と心配しました。いやな流れを断ち切ってくれた松波、本当にありがとう。
このまま特にポイントも無く、前半は終了。
後半は一転して、両チームともボールも人もよく動くようになりました。まず緑さんプレイエリアが、目に見えて高くなりました。1点ビハインドですから、点を取りに行くのが当然なのですが、堅かった前半に比べて本来の形を出してきて、うんと恐くなりましたね。相馬君のクロスから、平本一樹選手がヘッドでゴールにたたっ込んだ、あのシーン!血が凍りましたよ。しかし判定はオフサイドで(遠いからもう全然判断つかないんですが)事なきを得ました。ありゃあ、完全にやられちゃいましたね…やはり相馬選手は恐い。前半も光輝さん1人がつくんですが2人目がカバーにいくタイミングが遅くて(大抵ぐっさんや橋本くんが行くんですけれど)、何本か良いクロスを上げられていました。守備面でなく攻撃のときでもそうだけれど、悪い時のガンバはボールに向かう時2人3人と重層的に行かずに、ひとりひとりでプレイが止まってしまいがち。ちょっとよくないクセです。
さて、試合に話を戻します。
追われる立場になったガンバもまた、前半のようなギクシャクする場面がなくなって、シンプルにゴールに向かえていたと思います。怪我を押して出場したフェルが相馬選手が上がった裏のスペースを上手く使うことで、チャンスも作っていました。既報どおり、寺田紳一の決勝ゴールは彼のアシストです。朦朧とした意識の中で観ましたが、素晴らしいゴールでした。その寺田も、途中投入されてから、ボールを持ちすぎずよく動けていました。自分のテクニックに溺れることなく、その時点でチームにとって必要なプレイを心がけていたようにみえました。偉い。
前半でリードすると、妙に慌ててそのリードを保ちきれずにひっくり返される事が多かったガンバ。今回も追いつかれましたが(また小林慶行選手にやられましたな。いつも味スタで良いゴールを決められている気がします)、しっかり突き放せました。個人的に嬉しかったのは、後半終了間際になっても、運動量がガックリ落ちなかったことです。ひょっとしたら、前半ろくに動けてなかったから体力が残っていたのかな?というゲスの勘繰りは止めておくとして(笑)、最後まで人が動きボールも動き、全員で同じ方向を見て、チームが躍動するさまは頼もしかったです。フィニッシュに至る過程は、少々雑なようにも見えましたが、気持ちをビシバシと感じました。逆境は人を強くするものですが、ベストメンバーではない上に動機付けが難しい所謂「消化試合」でも、強い気持ちで戦えたその経験が、チームの財産に成ると思いますね。
心配なのはフェルです。後半、派手に相手選手と激突して(削られたのかな?よく覚えていません…頭がぼんやりしていたので)、岡本竜之介と交替してしまいました…大丈夫でしょうか。最近プレイに迷いが見られる、という指摘も有りますが、ガンバに無くてはならない宝です。どうかお大事に。切に願います。
今回はちゃんと全部の選手を満遍なく観られなくて残念です…。でも「君大丈夫かいな」って突っ込みたくなるような選手は、いなかったと思いますよ。日野も落ち着いてましたし、橋本君は右手に怪我をしていても、心配なくらいいつものパワフル橋本君でした(笑)。二川は黙々と試合をしていましたが、きっちり先制点を呼び込んで見せました。正直、もっと目立つポジションで彼を見たいんですが…今はこんなチーム状態ですから仕方ない部分もありますね。
この日は、中心から微妙にずれたゴール裏でゲーフラを揚げた…までは良かったんですが、久々にアレルギーが出て(気圧がおかしいときはこうなるんです、やれやれ)ゴホゴホせきこみながら座って声を出したり手拍子したりしてたんですが、後半からそんな元気もなくなってしまいまして…。死にそうになりながら1人ローテンションでボールの行方を目だけで追ってました。応援をまっとうできなかったのは残念ですが…勝ってよかった、マジで。久々にスタジアムで、涙が出そうになりました。
因みに鶴はスタジアムで10羽くらい折りました。28羽まであと18羽…がんばるぞ。
次回の観戦予定は未定。でも体調だけは万全に保つのは課題。また台風とか来ない事を願う。

椅子に立って応援するのって、アリ?

ただ一方で、勝ったからそれで全てオッケイともいえないような出来事がありました。私、丁度ゴール裏でも特に熱いと思われるポイントが、横から見える位置に居たんですが…数十人単位で、椅子の上に土足で立って飛び跳ねて応援している人が居て、正直目を疑いました。国立競技場のような背もたれ無しのベンチ式はまだ丈夫な方ですが、昨日の試合会場だった味スタのように、背もたれのある椅子はかえって脆いものです。中には椅子に立つだけでなく、その前の椅子の背もたれに足をかけて、ぎしぎし取れろとばかりにきしませている人も…。立って跳ねて応援するなら、コンクリートの上ですれば済むことです。そんな風に椅子の上で飛んで跳ねて、大騒ぎしている人たちの前には、太いゴシック体で「椅子の上に立っての応援はお辞めください」という看板と、冷ややかな目で見つめている警備員の姿がありました。
これって応援に、目の前の彼らを励ますために、どうしても必要なことでしょうか?
「目の前の人が立ったから仕方なく」という連鎖もあるでしょうが…。私は今回初めて気付いたんですけど、これは他会場でも普通に行われていることなのでしょうか?
実際味の素スタジアムでは、これまでも同じようにサポーター(ガンバ以外のチームの方ですが)が椅子の上に立って暴れて、壊してしまう事故が過去何件もおきています。書くまでも無く、このスタジアムは、ガンバサポのためのものではありません。それに、バランスを崩してコンクリートに落ちてしまったら、骨折や捻挫をしてしまう可能性が大きいですよね。関東在住者ならともかく、関西から来ている人の全てが、保険証を持ってきているわけではないし、もし仮に入院しなければならなくなったら、折角の試合の想い出に傷が着いてしまいますよ。それに、ゴール裏に居る以上は一個人の山田さんではなく、「ガンバサポ」として一からげに観られます。アウェイなら、尚の事その傾向は強まります。たとえ全ての人がそうしているのは無くても。
大きな事故があってからでは、遅いのです。ガンバのためにも、そして個人の安全のためにも…やめましょう、椅子立ちは。応援を続けていくためには、熱くなるだけでなく、時には冷静に自らの行動に対する線引きをすることも、必要だと思います。自分自身も「ガンバ大阪」の一員である、という自覚をもっているのならば。