うららかびより

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J1第21節横浜FC戦:改めて突きつけられる選択

1対1の引き分けです。あちらさんの作戦勝ち。いや、勝ってないけど。でも、会心の勝ち点1だったはずです。
前半から万力で頭を四方八方押さえつけられて、ちょっと緩んだ頃にはみんなヘロヘロになってしまった。中2日の試合でこれは殊更効いた。三ツ沢でやった横浜ダービーを思い出す。あのときみたいに、綺麗に決まったハマナチオだ。よりによってこんなときに。遠藤の先制点のあと、横浜FCの同点ゴールがどう決まったかなんて、悲しいかな覚えていない。ヨッコハマ!ヨッコハマ!その声が、頭に今でもこびり付いている。
こういう時は、ノリノリのときにみないですんだ諸問題を否が応でも見ずにはいられない。短時間で手っ取り早く点を取る必要に迫られたとき、形を捨てるべきか。それとも美しいガンバと心中すべきなのか。今日はそれが中途半端になってしまった。ヘディング処理のまずさ、クロスボールの処理の曖昧さ。これらは今に始まったわけじゃない。選手たちががんばっていたかどうか、というのは愚問だ。頑張れば必ず報われる、という魔法の戯れ言は、ピッチの上では通用しない。悲しいかな。
試合が始まったら結局体調の悪さを忘れる都合のいい頭が今日も幸いして、最後まで立って応援してた。なかなか中心地の声が聞こえてこなくて、周りもだんだんしゅんとしてやじだらけになって、それがピッチの上の出来事よりつらかった。私の声は闇に虚しく溶けたのか、或いは彼らの力になれたのか。それはわからない。でも出来ること、これしかないんだよね。だから来週も変わらずやります。それだけです。楽観も悲観もせず。
私の近くにガンバがミスをするたびに死ねとかヒステリックに叫ぶ女の子がいて、友達も真剣に止めず一体なんだろうと思った。試合後。その後が横浜FCのマッチデーをビリビリに引きちぎり床に落とすので、みんな拾って手渡ししたら、鬼みたいだった顔が、普通に戻って「ありがとうございました。」だって。普通の女の子なのに、何で君はあんなふうに怒鳴り散らしたの。怒鳴るくらいなら、歌おうよ。ヤジは誰の心も満たさないよ。そういえればよかった。勇気が出なかった。サッカーは、まだまだ私のわからないとこがある。人の心にも。30年も生きてきたのに。
試合後は、私もブーイングしたよ。でも来週はそんなことケロッと忘れちゃって等々力に行くよ。ガンバがそれでも好きだから。私のサッカーの一番はガンバだから。私が感じている繋がりが一方的な幻想であっても、大好きなみんなの努力がまた報われて欲しい。生まれてはじめてスタジアムで泣いた、2005年のあの日。あの日みたいに。
その前に、忘れちゃいけない。22日は、国立です。北京五輪アジア最終予選の初戦があります。安田に家長、あんなんじゃ反町もつかわねえぞ、しっかりしろっ!と気合いいれにいきますよ。
最後に。ここに書いて効果があるかわかんないんですが…8番ゲート近くでPasmoの入った定期の落とし物があったので、シミスポのお兄さんに預かってもらいました。通路の上、前から二番目の列にあって、黄色地に緑のパイピングが施されたナイロンメッシュ素材のものです。無事落とし主に届くとよいのですが…。万が一、落とした人がこれみてたら横浜FCに連絡してください。
…というわけでいろいろありーのな帰り道です。うーん、モヤモヤ。