うららかびより

家族のこと、趣味のこと、その他いろいろなこと

君みたいに綺麗な女の子が

どうして私の席の電話なんて、掃除しているんだろう。私はその脇で、普通にExcelシート上のセルを伸ばしたり縮めたり曲げたりワープさせたり「がんばれ日本、ファイト!チャチャチャ」と応援している。すみません途中からうそをついておりました。
なんでこんな頓珍漢な光景が実現したかというと、なんでもビジネスフォンのレンタル先の会社の新人研修の一環なんですって。で、若い女の子ちゃんたちが3人くらいで私のいるフロアに来て、鈴の音のような声で打ち合わせした後手分けして、電話をフキフキしているというわけです。しかしだなあ…ここから一体、何を学ぼうというんだろう?わかんね。家庭の数だけ秘密があるのと同じく、会社の数だけ世の中にはなぞがある。会社を替わるたびに、意味不明のローカルルールが必ずあるのだ。こんなんするくらいなら、映画の一本でも観て感想文を書いたほうがふくよかな人生を送れる気がする。
しかしもっとなぞだったのは、私の島の人たちで私以外、拭いてもらって「ありがとう」も言わない。やってもらって当たり前?そりゃ、お客さんはこっちだけど…なんか違うんじゃないかな。ふっと感じた違和感が、インクのしみみたいにこころに滲んで、しみになってずっと消えなかった。最初は「なんだなんだキャッキャとして。キャバクラにはじめてつれてこられちゃったまじめなおっさんって、こんな気分なのかしら」と正直居心地悪かったけど。終わるころには彼女に対して、すまない気分になった。
今の職場はドームにも神宮にも国立にも行きやすいけれど、時々この手の、心がちくりとするような出来事が起きては、寝床の中で考えてしまう。儀礼的でもなんでもない、無関心がまかり通ってる。血の循環が、悪いのだ。
成熟とは、おとなになるということとは、心から水気がなくなることと同意なのだろうか。確かに熟するということは、腐ることと紙一重だけれど、釈然としない。「最近の若い者は」と毒づくおっさんが、酔っぱらいもしていない朝から、些細なことで隣のおっさんともめる。それはありふれた光景になってしまった。「昔はよかった」とつぶやきたくなるような社会を作ってきたのは、あんたたちじゃないのかと、青臭い怒りに駆られることもたまにある。それが言いか悪いかは別にして。
私はいつまでも、どんなにつらい立場になったとしても、「ありがとう」といえる余裕を持ちたいと思う。人の振り観て、我が振りなおして背筋を伸ばして、襟元正せ。鈍感余って人を傷つけるくらいなら、いっそ、過敏なくらいでいい。
ああ、やっぱり世渡りが下手なのかしら、私。こんな小さいことで毎日怒ってる。あれだな、これはきっと、昨日「やべっちFC」の後でGetSports村田修一特集を観て夜更かししすぎたのがよくなかったんだ。睡眠不足。特集自体はよかったんだけど。
村田のバッティングは、ファーストスイングがカギ。失投を狙って一撃でしとめようとよく観ているから、去年に比べて四球も増えたんだな。ただ、4番を任されるまでの過程は、少し前の村田表紙だった「野球小僧」に載っていたインタビューの内容と結構かぶってた*1クルーンと村田は、牛島さんの置き土産といっていいかもな。脱線すみません。
木曜日は東京ドーム、来週はホムスタとナゴヤドーム埼スタが待ってる。それまで、願わくば健やかな日々がすごせるように。

追伸

すみません。のころうバナー、ちょっと遅れます。水曜日を目標に仕上げますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

*1:牛島さん本人のコメントがきけたのは良かった