うららかびより

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逆境マニアと呼んでくれ

「SPORT」で、ハマスタで横浜の小池(松井似)が見せたナイス守備を見たら、ちょっと落ち着いた。キンキン…いや金城か、多村が乗り移ったかのようだった。最近打撃も上向きだし、ようやく波に乗ってきたか。なんかベイスターズが大雑把に勝ち星を挙げて今季初の4連勝を達成したのも記憶から吹っ飛んでしまいそうなんですが。それはそれ。
やー、負けちゃったねえ。ちょっといきおいあまって熱い三行エントリを投下してしまったけれど、あれに書いたようなまだ諦めるもんじゃないと言う気持ちには、偽りはない。まだ後2試合。残ってるじゃないか。まだなーんも決まってないですよ?なーんも。
守備的要員ではなく小野君を入れたのは…そのあれだ、ごく好意的に捕らえると、引くよりは前線でキープして積極的に2点目を奪いに行きたいと。そういうことだったのかな、ジーコさん。そういうことにしておこう。大黒をロスタイム3分でぶっこんだのはなんだったのかな?ああ、きっとあんたの時計が遅れてたんだな。そういうことにしておこう。そのほうがまだ精神衛生上いいさ。いまからねちねち重箱の隅をつついても何があるっていうの?
前半は攻められて決していい流れではなかったけれど、みんな動けていて球も見えていたからそんなに心配はしていなかった。先制点は、あまりにもジーコさんらしい素っ頓狂なラッキーゴールで、いっそ笑ってしまった。川口はよくやっていた。中澤もよくはたらいた。献身的にピッチの上を駆けずり回っていた坪井は、残念な交代をしてしまった。次の試合に響かなければいいのだけど。やっぱりもう一点ほしかった。それが悔やまれる。それがあれば、何とかなった試合ではあった。あの同点ゴールが決まるまで、流れはオーストラリアでも運は日本にあった、はずだったのだ。
いまさらなじっても仕方ないでしょう。だったらせめて、前だけでもむいとこか。幸か不幸か、こういう全身がしびれるような無力感を伴う負け方は、ガンバで散々味わって割と気持ちの中でのけじめのつけ方は会得してる。ひとたび応援する側に回ったら、されてる側より先に弱気になっちゃいけないんだよな。ぜったいスタンドの空気はピッチに伝わるから。選手は、見られることに敏感だ、自らに託される思いにも。だからこそ、重い空気なんて、絶望感なんて背負わせたくはない。
この話を担ぎ出すのもそろそろ去年のチャンピオンチームに失礼だとは思いつつ。かつて川淵三郎から消えてなくなれといわれたチームが、13年かけてやればできることを証明して見せた。Jリーグにおける存在意義を、誰の手も借りず証明して見せた。あの甘美な優勝劇を実際に体験した者としては、何かが決まってしまうまで、どうしようもなく決まってしまうまで、諦めるもんじゃないと思ってます。宮本も相変わらずグラウンドの外でも酷な役割を負っていて、見ていて変わってやりたいくらいつらくなりますよ。そんな屈折した気持ちを抱いて早幾年。
でも私にできることは、やっぱ応援なんだよな。ばかの、ばかによるばかのための、馬鹿の一つ覚えなんだけども、何を捨ててもこれだけは捨てられなかった。そしてこれからも、決して捨てない。
スタンドで実際に応援されていた皆さんは、今一番しんどい時間帯だと思う。でも次の試合も、日本中からの気持ちを代弁して、歌い続けてほしい。よろしくお願いします。
ここで一句。「サポーター 血反吐を吐いても 空元気」
なんだかむちゃくちゃな文章ですが。まあ、夜中に書いたものなんて、こんなもんさ。
これでも聴いて、元気を出してから寝ることにします。

MICROMAXIMUM

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さて、あしたは日本最大派閥となるであろう「ジーコさんズだめぽ党」とどうやって戦うか。それが問題だ。まけないぞこのやろー。