うららかびより

家族のこと、趣味のこと、その他いろいろなこと

このささやかな日常を、愛せるのなら

Last.FMMr.Children「雨のち晴れ」を聴いていると、あんまりにも自分の心境とダブってあせる日曜の午後。振られた以外は、悔しいかな大体あたってる。
ハマスタにもマリンにも行かないで、だらだらと部屋の片づけをしてる。スタメン速報メールを見たら、一番小池、二番藤田なんて、また実験的な布陣。ちょっと見てみたかった気もする。このオーダーだとスタメンから外れてる、琢朗さんはどうしたのかな。ブログでは元気そうだったのに…って思ってたら今日は中止になった。明日から7連戦になっちゃった。怪我をしている金城、大丈夫かな。横浜は、そんなに雨が強いのか。うちのあたりは、どうなんだろう。そういえば今日起きてから、一度も外を見ていない。
緊張と弛緩の、心地よい繰り返し。ここ数ヶ月の生活にはそれが最もかけていたわけで。それが出来ることになんとなく甘えていたいから、今は何もしないでいる。仮面をつけて生きるのは息苦しくてしょうがない、いつでもどこでも誰とでも笑顔でなんていられない、ってブルーハーツも歌ってる。私は相変わらず青くて青くて、熟さないまま干からびていくのかもしれない。大人になるって、どんなことだろうな。それを知っている人は、この狭いようで広い、ぎちぎちに人が詰まった日本に何人いるのだろう。選挙権と被選挙権を付与されただけで、急に人格がグレードアップするわけじゃなし。怖いものだけが、年を取るたびに増えていく。それでもただ、私は私の周りにいる人をいい気持ちにするようないいことが出来たらいいなと、それだけを願う。評価は人が決めるもんだけどな。
W杯は開幕戦のドイツ対コスタリカ、それからイングランドパラグアイの2試合だけ。あんまり無理の出来ない体なので、だましだまし。体力は日本戦に取っておく。
ドイツ対はなんつうか…ネタゲーム???つか、ドイツのDFがすでにネタ。FWは大変だなあ…いくら点をとっても、気が休まらないんじゃないだろうか。そしてかつてハンサムFWとして名をはせたユルゲン・クリンスマンははげてくたびれたおっさんに変わり果て、コスタリカの監督はモアイに似てた。なんとなく、コスタリカを応援したくなる試合だった。インタセプトしてからの攻撃パターンが見え見えというか、ほぼ一個しかなかったのが残念。コスタリカのほうが好感の持てるぴちぴちっと活きのいい動きをしていたから。
イングランドパラグアイ。心の師匠であるデイヴィッド・ベッカム氏の右足一閃以外はとりたてて面白いところも無い、平凡な省エネカードであった。師匠*1への情熱は、マンUからの移籍とともに冷めたと思っていたけれど、ところがどっこい、であった。顔は全く好みではないんだけど、それでもドギー&マギーしちゃいますよ。それでもやっぱり、ギグスと二人でぐいぐい両サイドから攻めている姿が、今でも一番好きだけどね。突っ込みどころがあるキャラクタも含めて、大好きだ。しかしトータルで観ると、ジェラードもランパードも、なんかノーコンミドルを連発していたし、途中から、最低限の守備だけして、適当にほうりこみするようなモードに切り替わって、試合全体に緊張感が無くなってリズムがゆるくなった。パラグアイ代表は、大事にボールをキープしてためて、そこから形を作っていこうと言う姿勢が、逆にあだになってしまっているように思えた。ススッと寄せインタセプトされて。イングランドの中盤にとって見れば、的は絞りやすかったんじゃなかろうか。ほうりこみより、ポゼッションサッカーのほうが断然面白いんだけど、理想を取るか現実を取るか。状況に応じて切り替えられるのが、ベストなんだけど。
点を取れるだけ取り巻くってジェノサイドしてほしがりがちなガンバ病患者の私には、どうも決勝Tを見据えた大人の駆け引きって言うのは、物足りないのだ。頭では、それが正しいのだとはわかっていても。私が見たいのは、人と人との間に漂う殺気で空気がチリット火花を立てそうなくらいになる、真剣勝負なんだけど、それをグループリーグの初戦から求めるのは、むしろ酷か。
交流戦は、体調不良と金欠であきらめた金曜日の横浜対オリックス@ハマスタが、0-5から7-5、しかも決勝打は男・村田修一の2ランホームランというすさまじく劇的な展開になった。足蹴りや水など手洗い歓迎を食らう村田。そんななか、古木がカンチョー食らわしていたという記事を読んで、笑ってしまった。そんなおまえさんが相川と金城と多村のつぎ位に、大好きだ(笑)。また私の目の前で、がんがんスタンドにぶち込んでおくれ。しかしくやしー、貧乏がにくい。貧乏じゃなかったら、この逆転劇も観られたんだけどな!今後はめちゃんこ貯金してやる。しかし、テレビで見た千葉ロッテ対巨人もなかなかに緊張感ある展開になった(スンちゃんにボコボコ打たれすぎだけど)ので、よしとする。
土曜日は、NHKの横浜対オリックス戦中継と、テレビ朝日千葉ロッテ対巨人中継の二本立て。ハマスタは、好調を維持する横浜打線以上に、オリックスの守備のメタメタさが気になってしまって、なんだかすっきりしない試合。しかし横浜は横浜で、先発アゴさんのピッチングが頼りなかったので、勝ててよかった。今の横浜の野球は好きだ。打撃の好調に引っ張られるように、どんどん、雰囲気はよくなってると思う。
ロッテと巨人は、この日も接戦。毎回ランナーを出しても何とか踏ん張っていく、良くも悪くも清水直行らしいピッチング。巨人初スタメンマスクの實松が想像以上にしっかりしていて、感心してしまった。…や、いままでスラガガーとかネタ方面の話ばかりを聞いていたので、その分倍率ドンさらに倍です。工藤からお墨付きをもらえるんだったら、たいしたもの。しかしそれ以上にたいしたものだったのは、ワトソン君だった!連日の大活躍!俺はお前を離さないぜ(←タカギさん迷惑なので辞めなさい)!
…と、連日テレビに釘付けになっている合間に、ふっとわれに返って考えてしまうことがある。私は人のやっていることを観てばっかりで、じゃあ、自分ではいったい何を残せているんだろう?何ができているのだろう?触れちゃいけない、疑問なのかもしれない。これを考えるたびに、腹の底がすーんと冷たくなって、ずるずると、永遠に下に下がっていってしまうような錯覚にとらわれる。ジレンマ。これくらいの年になると、どんな会社や組織、あるいはフリーでもそれなりに責任を与えられて、何らかの見える結果を残しているのが普通なのかもしれない。そんな道からは思いっきり外れている私。
そんな中、友達の書いた本がようやくアマゾンに載った。

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すごくうれしい、何ヶ月も頑張ってきたのは知っていたから。早速アマゾンで予約した。みんな、頑張ってる。頑張ればこの広い地球、誰かが必ず観ていてくれる。人のために頑張るわけじゃなくても、そう思えば乗り越えられることだってあるのだ。
サッカーや野球のクラブチームを愛することよりも、自分を大事にすることのほうが私には100万倍くらい、難しかった。いつも追い込まないと、ギリギリまで追い込んで火事場の馬鹿力を発動させないと何も出来ない。そういう風に自分を捉えていた。自分で自分をほめるなんて、とんでもなかった。ぼろぼろにならなければ、ベストを尽くしたとは思えなかった。しかしいまさらながら思う。果たして正しい認識だったのだろうか。
いつか自分をやわらかい気持ちでもって、包める時は来るんだろうか。くれば少しは、楽になれるのかな。多分、そうなのだろうな。

*1:これはいまや鈴木隆行の隠語なんだけど