うららかびより

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トラバ頂いちゃいました

id:summercontrail:20050326#ts
左近さん、ありがとうございます。こちらこそ日々綴られる軽妙な文章やさり気無く挟まれる小粋なギャグをいつも楽しませて頂いております。
個人的な観点ですが代表の試合は「代表だけ観に行く」という人が割りといる所為か、あまり殺伐としてた雰囲気はないですね。客層の違いもあるかもしれません。欧州ではバリバリ労働者階級のごつい人がゴール裏に集い、インテリ階級の人のなかにはサッカーよりラグビーを好む人が多いようです。日本在住の数少ないリアルセレブことフローラン・ダバディ氏は、フィリップ・トルシエ氏の通訳を引き受けたとき、暫くはフランスの親御さんにサッカーの仕事をしているといいづらかったという話をきいた事が有ります。それに対して日本は「インテリやオサレな人が選ぶのはサッカー」という風潮が何故かありますね。クラブレベルだと、いかにもウルトラなきな臭い人がたまにいますが、代表サポの人はわりとノリ優先だったり、物腰が柔らかかったり。表現が重複しますが、「日本日本」言っててもナショナリズムの匂いが気迫なのは、「日本だから」ではなく「好きだから応援してる」って気持ちが出ているからだと思います。
ただ、海外では過去にムッソリーニ政権下のイタリアや、軍事政権下のアルゼンチンでワールドカップが政治的プロパガンダの手段として利用された事が有ります(フランス大会での優勝により、フランスが初めて多民族国家としてまとまるきっかけを得た、という幸せな例もあるのですが)。今はそういう事例は日本ではないにしても、今後そうした思想の温床として利用される可能性は大いに考えられます。2002年のW杯での乱痴気騒ぎで思ったことですが、一部の若年層は「みんなと一緒に何かに乗っかって感動や興奮を共有する事」に飢えているようですから、そうした人たちに手っ取り早くナショナリズムを仕込んで陣営に引きずり込んでしまうためにサッカーが使われたりすると、悔しいなと思いますね…。政治とサッカーは出来るだけ切り離して考えるべきであり、国の代表は「その国の国籍の優れたサッカー選手を集めた集団」であって国を代弁する存在ではないと思いますので。
私個人は右でも左でもないんですけど、自分が住んでいる国に素直な感情をむけられずハスに見るしかない今の現状はちょっと哀しいです。サッカーとは別のお話ですが。
更に別のお話ですけど、ローリー似の女子美容師というのは案外いがちですね!私もそういう人に切ってもらった覚えがあります(笑)。しかし美容師というのは立ちっぱなしな上に、切るだけでなく接客業的な事も求められるので大変だと思います…。