うららかびより

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我は如何にして貯眠主義者となりしか

ここ1ヶ月ほど、仕事帰りに自然と腹が空き、午前零時ごろ眠くなるというリズムが出来てきました。前は、ご飯時でもまったく空かないまま、習慣に従って食べていました。寝つきも悪かったのです。何も予定の無い休日は、起こされなければ昼まで寝て、それでようやく疲れがチャラになるのです。最近はそういうこともなくなり、10時くらいには自然と目が覚めるようになりました。それでも布団の中で一時間くらいうだうだしてますが。だめじゃねーか。
これも勤務時間が規則的になったおかげで、ようやく体がまともなサイクルに戻ってきた、ということでしょうか。しかしおかげで、なかなか「すぽると」などのスポーツ番組が、チェックできないのは困りますね。昨日も、家で横浜国際のFCバルセロナ対クラブアメリカをテレビ観戦して風呂に入ると、いきなりうとうとと眠くなり、PC立ち上げる気力も無いまま、ご就寝。遠藤の完治も、AOQLOのみなさんのブログで昨日知りました。それで無くとも、私の部屋はエアコンが無く寒いので、長時間PCに向かっていると手が震えます。だから、更新もすこしお休みがちになります。会社でスポーツ新聞のサイトを見られるくらいで、あとはみなさんの情報が便りです。AOQLOやっててよかったと、我ながら思ってます(笑)。

昨日の試合

また前半途中からしか見られず、帰ってきたらすでに2-0。クラブアメリカの面々も勇敢に立ち向かってはいましたが、悪コンディションの中若干セーフティモードのバルセロナ相手に、なかなか攻撃の糸口をつかむことが出来ませんでしたね。バルサ…そりゃ、確かに上手いし走ることに関して労力をいとわないのはすばらしい。でもっていつの間にかザンブロッタテュラムも移籍してきてたの?と思うくらいに海外サッカー音痴な私でも、知ってる面子はぞろぞろ。でも…この人たちの本気モードはやっぱり欧州でないと観られないみたいだし、それでも一生懸命煽ってありがたがる日本テレビには辟易しました。そして、日本のサッカーファンが楽しめるのと、金銭面での潤い以外に、この人たちにとって、この大会に出るメリットってあんまり無いんだろうなと思ってしまいました。あらゆるガンバサポがことしACLを通じて思い焦がれていた「世界」は、あくまで「バルサ待ち」の大会。すすけて、むなしく見えました。来年以降、開催国のサッカーファンとして、何が出来るのだろうと、考えてしまいました。
そのためには、世界を知ることが大事。特に私は、かなり疎くなってしまいました。「あのモジャモジャな人がプジョルだな」「ジュリっていうと、相川の弟さんをおもいだすなー」とか。おはずかしい。それでもJリーグ見るには困らない、と最近は開き直ってますが、勉強もまたしたいですね。やっぱスカパー?プロ野球も見られるしね。
しかしいつか、万博であの人たちをボコボコに出来たら、さぞや気持ちいいでしょうね。かつて「俺たちのフィールド」で「このフィールドは世界とつながっている」という意味の台詞を読んで感動しました。そしてそれが、現実のものとなりました。いまやJリーグは極東の象の墓場ではない。頑張れば、世界と渡り合える。いつか、ガンバもそうなって欲しいと思います。

おっと、休み時間がおわっちゃった。このへんでしつれい。今日は国立行ってきます。

この想い出を この想い出を いつの日か包まん

国立帰りの電車からこんばんは。今日はクラブワールドカップの5位決定戦、オークランド対全北現代を見に行ってきました。
6時頃国立に着いたのですが、当日券(なんと前売りと同じ価格)は並ばずに買えてしまい、入ったら入ったでがらがら。覚悟はしていましたが…。

いろんなチームのサポーターがいました。かつて所属していた京都(全北にはイム・ユファンもいますしね)、仙台、湘南(というか彼がいた時代は平塚か)。桜や浦和も。オークランドのサポーターは、試合前から出来上がったおじさんがおおかった(笑)。
試合前のアップでは、「テルー」「がんばれー」とたくさんの声援が響いていました。
試合については…岩本輝雄引退試合であったということと、全北の2点目が素晴らしかったことくらいしか、書きたいことはないです。
フィジカルの強さが目立った初戦とは裏腹に、肉弾戦に至らぬ蹴り合い。寒いとはいえミスも多かった。お互いにゲームの流れを整えるような視野の広い選手を欠き、自らの身体能力と相手のミスに頼る展開。確かに、モチベーションの維持が難しい試合だったのではないかとは思います。しかし国際サッカー連盟主催の世界大会としては、なんとも残念でした。
これならばわざわざトーナメントにした意味がない。昔のトヨタカップに戻した方が、よいのでは。…でもそれじゃあ、ACL経由で世界にいくことができなくなってしまうか。ふう。
岩本輝雄は後半途中から出場。ただやはり、彼を生かすパサーがいないし、かといって自らゲームを作るタイプではないと思う。まだチームに合流してから5試合。やはり厳しかった。
彼にばかりキャーキャー言うのは失礼だと思うけど、ごめんねオークランドの人。虫がいい願いだけど、いいパス出してくれ。そう思ってもなかなか通じなかった。サポーターならチャントで選手を揺り動かせ!という場面もあったけれど…無理だったなあ。結局0対3。試合終了のホイッスルとともに、虚しさとため息が込み上げました。
試合後、全北の選手と交換した白いユニを着た岩本がメインスタンドからたくさん声援を浴びる姿をしみじみと観ていたら、驚くべき展開が(世界まるみえ調)。なんとそのまま彼は、ぐるりと場内を一周してくれたのです。シミスポが必死で抑えるのを物ともせず、集まった人たちが差し出す無数の手。それに対して、一つ一つ握手やハイタッチで答えてゆきます。若い頃の彼は、あまりそういうことをする人ではなかったと記憶しています。34歳になるまでに得た経験の重みや、かけがえのなさは、そうした態度からにじみ出るようで、ああいう試合の後でも、笑顔はキラキラと輝いていました。昔と同じようで、大人の柔らかさをたたえたそれを。はっきりした物言いは、変わってないのにな。花束や、タオル、プレゼントで片方の手はいっぱいでした。サポートチームの垣根を超えて、観客の半分くらいが残って、彼の姿を最後まで見送っていました。
ちゃんとした引退試合が、できたらよかったのにと思います。その場所で、名塚、名良橋、ベッチーニョ、小島、そして中田…あのときのベルマーレ平塚が、もう一度見たかった。
せめてこれからの人生、幸おおからんことを。長きにわたる競技生活、お疲れ様でした。