うららかびより

家族のこと、趣味のこと、その他いろいろなこと

鮫みたいな肌ですれ違い、傷を作っては愛す

まさしく「こんな気分は春一番に乗って消えて行けばいいのに」です。
理性ではそろそろ切り替えなきゃと思っていても、体の反応はなんとも正直です。日曜日はほぼ一日寝込み、昨日は昨日で朝から体が少しばかりフワフワと浮ついた感じで。仕事中不意に訳もなく涙がにじんだり、電話口の声が聞こえなくなったりして、なんともポンコツまっしぐらな1日でした。
周りがサッカーに興味のない人ばかりでよかった。「ガンバ残念だったね」と言われたら、何をしていたかわかりません。今頃首になってるかも。昔から内向的なくせに、負けず嫌い。特に小さい頃はオセロで負けるのも我慢ならないくらいでしたが、そうしたたぐいの感情が久々に鎌首をもたげてきたようです。浦和は嫌いでもイヤでもないチームなんですけどね…。
こういうときはかえって、体を休めるより何かのために動いた方が良いと思って、少々寄り道。クリスマスケーキの予約やプレゼントの買い付けなどに励みました。ボーナスはもらえないけれど、人のために使えるくらいのお金を稼ぐことができるようになったのは、いいことです。会社でいやな思いをしても、我慢して働いた甲斐があります。普段ほとんど家にいないし、観戦した日は帰りが遅くなって心配や迷惑をかけるので、こういう時こそ、気持ちを形にして返したいものです。
1日では決めかねたので、ひとまず一点だけにしました。残りはクリスマス当日までにじっくり選ぶつもりです。プレゼントを選ぶときって、下手したら自分のもののときより楽しいかも。なぜでしょう。
これで少しは気も晴れた、と思ったんですけど、根は深かった。臥薪嘗胆ネタとは別に、こっそりと楽しみにしていて、ようやく本屋で手に取った「赤菱のイレブン」。レジまで持っていけませんでした…。いろんな気持ちがモヤモヤして、頭を突き破りそうになりました。まあレジが混んでいて、並ぶのめんどくさかったのもあるんですけどね。むずかしいなあ。今日、サカダイサカマガ買えるだろうか。資料として手元に置いときたいんですけど。
かわりに、面白そうな本を一冊買いました。

夜は短し歩けよ乙女

夜は短し歩けよ乙女

中村祐介のこのイラストに、ノックアウト。京都を舞台にした、すこしどころではなくへんちくりんな(ほめ言葉)小説です。すこしジュブナイル風?漢字が多くて、角ばってる文体がとてもユーモラス。
誰かとふれあうたび、ちょっとした言動に潜んでいるとげにいちいち傷ついていたらボロボロになってしまうし、そんな繊細さならいりませんよ。思いやり云々は別として、すべての人が自分に都合のいい言動をするわけではないし、それを期待するのは少々傲慢なように思います。鈍感はイヤだけれど、もう少し強い神経を持つくらいでちょうどいいかもなあ。
昨晩、スポーツニュースでは生活にも支障がでるくらいの大幅ダウンを一発で受け入れた、鈴木尚典さんの姿を、何度もテレビで見ました。落ち込んだり、恥入るどころか、きりっと引き締まった顔と視線を崩さず、抱負を語るその語尾には来季への決意がみなぎっていましたね。後半戦、左の代打として、チームを助けるヒットを何本も打った尚典さん。「駆け抜けるダイヤモンド/両手を高く上げ/轟き渡る歓声が/君の胸を焦がす」と応援歌にありますが、真っ直ぐに飛ぶ打球の美しさに胸を焦がしてたのは、私の方だったのでした。これくらい強く堂々と、ありたいものです。来季も頑張っていただきたい。
ところで今年のクリスマスケーキは、奮発して新宿高野で注文しました。これを引き取りに行く頃には、気持ちも落ち着いていますように。

以上、携帯からでした。昨晩帰ってきてからはぐったりしてしまい、せめてメールで更新を…と思ったらサーバーエラーorz アップが今になってしまいましたよ。トホホ。
それでは、会社に行ってきます。
…というのを今朝方、またはてなにメールで送ろうとしたんですが、またエラー。ぎゃふん。しょうがないのでmixi経由でこれをコピペして、会社でアップした次第。長かったな。