うららかびより

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グッドバイからはじめよう


しめっぽいのは、苦手です。さらっといきましょう。
西野さんとガンバ大阪との蜜月も、とうとう終わりの日が来てしまいました。当のその日、最終節は、TBSチャンネルが実家で視聴不可能なために清水戦生放送を見ることが出来ませんでした。ありがたかったのは、その後ほどなく始まった、BS-TBSでのディレイ放送。いや、笑っちゃうほどガンバ。ザ・ガンバ。脇の甘さで相手に先制を許したところから、グノの八面六臂の活躍を含めたドトーの三倍返し。スンヨンの小ボケを挟みつつ、西野体制ラストゴールは「俺からのメッセージ」背番号10を淡々と背負い続けた、二川。やるときゃやるね、この人たらしめ。
しかし出来すぎじゃないか、これは。西野さんがガンバという器を通じて追い続けたサッカーのエッセンスが、ぎゅっと濃縮されていて、肌につけたら35歳のこの肌でさえプルプルになってしまいそうな勢い。何年も同じメンバーで、みんな等しく歳を取っているはずなのに、どうしてこんなに瑞々しくも青くさいサッカーで終えられたのかなあ。ミラクルな90分間でした。現地にいてたら、気絶してたかも。
私は聖人でもなければ善人ですらないので、この10年間西野さんになんども激しくむかついたし、選手にもフロントにも、それ以上に遠く離れてるばっかりになかなか応援しに行けない自分にむかつくこと数知れず、でした。ただ、喉もと過ぎれば熱さを忘れてしまう鶏頭なのか、終わってみればしあわせな10年間だったと胸を張っていえます。試合も見ていて楽しいものが多かったし、ガンバを通じて親しくさせていただいた人や、いまお腹の中に居る子の父親にして、物好きにも私の夫となった人とも出会えた期間でしたからね。かのデッドマール・クラマー氏の言葉ではありませんが、ガンバを通じて私は非常に大人気ない大人になれました。いいのか悪いのかそれは、第三者の判断にお任せしますがw
ありがとうございましたとにっこり笑って花束を渡すと見せかけ、勢い余って花束攻撃したくなる、そんな不思議天然中年・西野さん。次のお仕事先はいったいどこなんでしょうね。いろいろ言われてますが、少なくとも、孫の成長に目を細めながら、盆栽弄って余生をつぶすには、まだ早い。またどこかのクラブで、最初の数年間は「西野氏ね」「むしるぞどぐされハゲ」と揶揄されながら、気がついたら代えの効かない個性を作り上げてしまっている…そうなることを願います。そして新しくステップアップしたガンバが、そんな西野さんのクラブをにっこり笑ってボコボコに粉砕するような、そんな日が来ますように!w袂を分けたからこそ生まれる、たのしみっちゅうのもあると思いますんでね。戦い始める前から、スポーツ新聞の撒き散らすうわさだけで悲観するのはつまんない。どーんと構えて、待ってます。
次の更新は、バナーの差し替えのお知らせにでもしたいと思います。さて、何にしようかなあ。実はもうそろそろ、中の人が出てきてもおかしくないくらいなんですけど…まあなんとかなるでしょう。します。ではではまたね。