うららかびより

家族のこと、趣味のこと、その他いろいろなこと

オフ特別企画(2)「ガンバ系ブロガーが選ぶ2007年ガンバ大阪ベストマッチ」

そうか…もうあぶさんも引退か…と、しみじみしていたらもう金曜日の夜ですね。というわけでこんばんは。あいかーらず鼻水が止まらず、口で呼吸をしてるうちに唇がかさかさになって別のしんどさがうまれてしまってもうどうしたものやら。とりあえず明日、お医者に観てもらう予定です。
その前に、いよいよ締め切りが明日と迫ってきたオフ特別企画2連発。言いだしっぺが参加しないんじゃあ始まらない。ていうか明日終わりじゃん。ともかくまずはベストマッチのほう、おっぱじめたいと思います。MVPは似顔絵つきで投稿したいので、明日にしますよ。まだ参加されていない方、締切日ぎりぎりいっぱいまで受け付けますので、お気軽にどうぞ。

こっからが本題

えー…すでにほかの参加者の皆さんからも挙げられているリーグ戦でのアウェイ柏戦や、アウェイ千葉戦も幸運にも両方とも観ることが出来まして、とても楽しみました。無論どちらも捨てがたいのですが、いろいろ考えた結果…11月3日のナビスコ杯決勝戦、対川崎フロンターレ戦を選ぶことにしました。
初めてのナビスコ杯獲得も、もちろんうれしいことでした。しかしそれ以上に、超攻撃だけではない、ガンバの有り方を見せてもらえた、価値ある試合だったと考えています。
この日、ガンバの弱点をきっちり研究して、ポストプレーやパワープレーで揺さぶりをかけ、中盤の底からのロングパスからの大きな展開やドリブル突破によって、両サイドバックの裏を執拗に突き続けた川崎。それに対してガンバは、実際受身になる時間帯が多かった。そのような展開ですと、たいてい後半25分ごろに示し合わせたように運動量がかくんと落ちて下がってしまう傾向が、彼らにはあります。しかし、カップ戦のファイナルという、特殊な磁場が、そうさせたのか。或いは、直前の清水戦での惨敗からの重苦しいムードを、リセットしようという強い意思か…彼らは、止まりませんでした。全員が体を張って駆けずり回って、押し込まれている時間帯でもまっすぐに一つの方向を観てプレイできたと思います。特に、安田理大森勇介のマッチアップが、触れれば切れそうなくらい研ぎ澄まされた緊張感に満ち溢れていたのを覚えています。明神、橋本、二川といった、常日頃から労を惜しまず動き回っている中盤のみんなも、いっそう頼もしく見えました。縁の下の力持ち的な存在にして、「超攻撃」を支える人たち。そのありがたみがいっそう沁みる、「タフ」な試合でした。
自分たちのサッカーが出来ればそこそこ結果は出せる反面、よさを殺されることから始まる展開では、ドツボに嵌って結果が出せないことが多いガンバ。そのガンバが、しのいでしのいで、一点のチャンスをギリギリで決めて、守りきった。いつもと違う顔のガンバでしたね。
これで少し大人になったかな。これからの試合に生かすことが出来れば…と思ってたんですけどね。そこらへんは残念ながら最後まで上手くいったわけではなく、そこはいまでも残念です。ここ数年、もろさで自分たちの首を絞めてきたガンバ。充分な補強を行った今年は、そろそろ同じことの繰り返しから、脱却する時が来た、と表現してもよいでしょう。J発ACL経由世界のガチ舞台行き。その機会が与えられたからには、あとは自分たちがベストを尽くせるかどうかです。気候も文化も異なるアジアでの、転戦が待っています。だからこそ追い込まれたときに立ち返り、初心に帰ることのできる「一里塚」的な試合をまたひとつ、手に入れられたのは大きなことだとおもいます。