うららかびより

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未来は今

まず懺悔しなきゃいけないのは、帰りの電車で居眠りこいたらきれいに降りるべき駅を乗り過ごしてしまい、後半しか見られなかったこと。もちろん、直行で国立に行ったほうが近いに決まってるんですけど、唐突に止まらなくなった鼻水が、それを許さなかったんでございます。ちなみに今日起きたら、喉に来てました。風邪の引き始め?うひゃ―。そんなわけで、電車の中で意識が戻ってきたら、いきなり次の駅名がアナウンスで流れて焦る罠。ワンセグをつけようと思ったら、電池が残り少なくてワンセグが立ち上がらないorz 時間柄、待てど暮らせど一向に来ないのぼり電車を待ちながら、「ロッテの新ユニ、だせえー。こんなん着てたら里崎(31歳独身)は今年も嫁もらわない内におわっちゃうだろ!」と、内心八つ当たりをしながらぶるぶる震える寒空の下。その前にお前(31歳独身)が嫁に池。そういうわけで、帰宅したら予定時間を1時間過ぎておりましたとさ。ああ、阿呆や。
そういうわけで、グダグダだったと評判の前半は見られなかったのですが、それでもボスニアのコンディションが悪く、我らが代表チームにしても「ぼちぼち」であることはよく分かりました。ボスニアさんよう、来てもらった手前悪いが、「人もボールも動くサッカー」を志向してることで有名なオシムおじいさんの前で、あれだけ逆ベクトルのことをせんでもいいじゃないか。Aマッチデーじゃない日にきてもらったばっかりに、代表召集にさぞかし苦労したこととは思うけど。
とはいえ、我らが日本代表も、中澤佑二が先制点を挙げるまでは、きれいにきれいに、注意深く落ち度無くやろうとしすぎてた。それがかえって自分たちを窮屈な戦術の檻に
閉じ込めることになるという、悪循環。かえってプレッシングがないと、戸惑って攻められないのかな?しかし、そんな空気をボンバイエ!と吹っ飛ばしてくれた中澤、よくやってくれた。そして、1点とっていきなりほっとしたような空気が漂い、体のこりや疲れが取れちゃったみたいにピチピチと動き出した代表の姿に、懐かしい万博の青と黒の影をそこはかとなく思い起こしてみました。君たち、調子よすぎ。1点取ったらよみがえる、こういう奴らにかれこれ人生の半分方、突っ込みを入れ続けて生きてきた私。
しかしまあ…播戸、山瀬、中澤、今野と、終わってみれば、今まで所属クラブで岡田監督の指導を受けた選手たちが得点に絡むというふしぎ。間違っても岡田チルドレンなんて、呼ばないで欲しいなあ>マスコミ。すくなくとも播戸と中澤は、そろそろおっさんの域に片足を踏み入れているんだからねえ。若く見えるけど。
しかし長袖を支給されたらしく、自分のブログで広げた写真を掲載していたときは「ついに長袖を着る日がやってきてしまったのか」とちょっと心配になったけれど、相変わらず半そでで、オフサイドにひっかかる播戸がそこにいました。あたまぐりぐりなでてやりたい(笑)。昨日は久々に、アピールできる仕事が出来たんじゃないかな。
練習試合的なムードを最後まで振り払えなかったのは、残念。もろもろの事情があるからして仕方ない部分もあるけれど、今のこの代表に必要なのは、練習問題を解きまくること。だるい試合も、引き締まった試合も、関係なしに。一点とって、ようやくスイッチが入った?いや、ようやくスイッチに手が伸びたというべきか。ともかく一試合遅れで「始まり」を演出できただけでもよかった。希望の持てる未来へと地続きと成る今を作り出すこと、まずはそれからだ。
ただガンバサポ的に気になるのは、加地亮。雨にも負けず風にも負けず、インドの停電にも中東のどアウェイぶりにも負けぬ丈夫な体を持ち、ジーコジャパン初期に散々浴びせられた罵声にも、イツモ静かニ笑ッテイル。加地とはこういう男だとは思うのですが…内田の育成優先で、加地がいざというときの保険としてベンチに置かれるという状況が続くと、本人としてはどうなんだろう。そりゃあ岡田監督や大木コーチも、いじわるでやってるんじゃないって思う。でも、観てるだけでも、辛いです、正直。とにかくまあ、うまいもの食べて、ぐっすり寝ろといいたい。代表での立場は変わっても、加地が万博で絶対の信頼を得ているという事実は、何も変わりはしない。それを忘れないでいてくれると、うれしいんだけどな。