どうしてあなたは遠くへ去っていくのだろう 僕の手はポケットの中なのに

http://osaka.nikkansports.com/soccer/jleague/p-oj-tp0-20071129-289140.html
シジさんの退団が決まり、久々にポルトガル語を使うときがやってきたようだ。お祝い事ならParabens,senhor!と何回書いてもいいけれど、去っていく人にかけることばを訳すというのは、非常にニュアンスが難しくて悩んじゃうというのと、そもそもこうした機会自体無いほうがいいというのと。悩ましい。

Sidicrei,eu nunca te esquecerei,meu amor.
(愛するシジクレイ、これからも決して忘れないよ)

結局、他チームとの距離感をしっかりはかれないでずるずると勝ち点を落としたのが、今年のガンバ。言ってしまえば、潜在的に慢心があった。自分たちのサッカーをさせてもらえないときに、どうしかけてみるか。去年からの宿題は、結局提出することができなかった。周りが変わらないのなら、自分たちが自発的に化学反応を起こす必要はある。単なる粛清人事ではなくそれを見越しての決断というなら、クラブもずいぶんと変わったものだ。肝が据わってきたというか。
終わりは始まり。まだ見ぬ新しい仲間に思いをはせつつ、今はただ、別れの迫った友をしのぶ。

中澤、来年は期待してる。おまえさんはきっと、こうしたときにチームを救ってくれるべくガンバにきたんだものね。