うららかびより

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磐田戦余談:踏みとどまって欲しかった。

昨日、磐田公式の速報に、こんなことが書いてありました。

25分GK川口がゴールキックを蹴ろうとした際、後ろからガンバサポーターが水をかけフラックで邪魔をした。警備員が詰めかけ緊迫間に包まれる。

磐田公式速報ページ

そのときは、わが目を疑ったけれど…本当だったのか。とても、残念です。
たとえ何がバックグラウンドにあったのだとしても、この行為には弁解の余地はない。やっちゃったなあ。少しずつ払拭しつつあった、アウェイでのダーティーなイメージが、久々にゆり戻されてしまいました。あの忌まわしき逮捕劇が起こった、日本平スタジアムと同じ、静岡県内で。もう覚えている人も少ないでしょうが、あの試合はちょうど友人宅に泊りがけで観に行っていて、翌日スポーツ新聞の隅っこに、記事が出ていたを読みました。とてもさびしく、情けなかったのを覚えています。
悪いイメージほど、人の脳にはこびりついてしまうものです。サポーターもチームのパブリックイメージを担っている。忘れないで欲しかった。愛ゆえの暴走と書けば口当たりだけはよくなるけど、実際は身内も侵す毒であることには変わりない。
いけなかった人間が、言えた義理ではないのでしょうが。いろんな人の気持ちを背負って、最前線で選手と一緒に勝つために熱く戦っている現地直参のサポーターのみなさんは、本当にありがたい存在です。昨日のような歯がゆい展開に、一所懸命だからこそカッカと来たところもあるでしょう。でも…この行為を行ってしまった人は、考えて欲しい。サポートってなんだろう。うちの選手が見て萎えるような行為は、果たしてそれに値するのだろうか。この場合、試合中だから審判に対する印象も悪くなるし、勝負の駆け引きの上でも決していいことではありませんでした。
審判のあいまいな判定に対して意見陳述するのも、今後の日本サッカーの発展のためには必要かもしれない。それでもクラブはこの件に関しても、事情聴取をはっきりしたうえで、きっちりお詫びの文章をサイトにアップするなり、「ガンバ大阪」としての態度をはっきりしていただきたい。祭日でクラブが休みだからって、理由にならないと思う。やってしまったことを取り返せないのなら、せめて落とし前はきっちりつけてほしい。
自分の受けた被害には過敏な一方で、身内に甘い…そんな組織ほど、見苦しいものはない。総得点とサポの態度がビッグなだけで、その実肝っ玉の小さいクラブなんかになるためにここまで来たわけじゃないでしょう。バレー得点後のピッチ乱入についてはクラブもそれなりの姿勢を見せるとありますから、この件についても同様に、しっかり検討してくれるといいのですが。
「まだギブアップする段階ではない」
文句なら、終わった後いくらだって言えるから、まずは西野さんのこの言葉を、信じて行きたいです。サポが投げ出しちゃったら、代わりに応援してくれる人は誰もいないから。