うららかびより

家族のこと、趣味のこと、その他いろいろなこと

コンビニにて

昼ご飯の会計のために並んでいたら、そばのおにぎりコーナー前にいたおじさんが、おもむろに携帯を取り出した。回線接続とともに、開口一番こんな調子でこそこそやりだした。

「…あのすみません、専務はいらっしゃいますか…はい…はい、いやあの梅が無かったのでかわりになにがよろしいかと云々」

…ぱ、ぱしりか(゜ε゜;)!

「あるのはとり五目や、さけなど…はい、はい…」

…好みを五月蝿く言うなら、自分で買いに行くか出社前にあらかじめ入手しておいたらいいのになあ。専務になるくらいの年齢でデスクワークだと、自ずと運動不足になるだろうに。やな爺だなあ。大事な接客や納期のせいで缶詰めなら仕方ないが、どうもそんな雰囲気では無い感じだった。
かと言ってなにかできるわけでもなく。雇われる側のサラリーマンの哀愁、なんて言葉では割り切れないものを感じた。人の上に立つって、こういうことじゃないだろうに。
「最近の若いものは」というけれど、電車や巷で一番、纏う空気を澱ませているのはおじさんたちだ。 あなたたちは若者よりもよほど、世の中を動かすガソリンたる存在といえる筈なのに。