うららかびより

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まずまずな第一歩?

G大阪1-1浦和(得点:ワシントン【浦和】、加地亮【G大阪】)
中継開始30分前にギリギリで帰宅、体がだるいまま観ていました。ですから、あんまりあれこれ言う資格はないのですが、メモを少々。…って書いてみたらマジナゲーよ。ダメじゃん自分。

前半

試合前にビックリしたのは、安田理大のベンチ入り。久々に「俺からのメッセージ」発動かよ。結局試合に出ることは有りませんでしたが、サテッコたちへのハッパかけもあったのでしょうかね。
立ち上がりはガックリ来ましたねえ…先週の試合から何を学んでいるのかと。セットプレーで競り負けるのはよくあることですけど、こういう言葉で片付けたくないです。加地やマグノに対するフォローが足りないし、疲れている分イライラ倍増。ゼロックスに引き続き、大分の人ゴメンなさい…マジで、土下座しても足りないなあ。
受身に廻った時のガンバは、脆い。だからこそ多少無理をしてでも、中盤でイニシアティブを取っていく必要があると思うのです。しかしながら、立ち上がりは浦和の方がセカンドボールを取れていたし、どっちがホームなんだろうという戦いぶりに見えました。内側でボール持ってない人間は、もっと加地を引き出す動きをしてほしいです。一流のサイドプレイヤーが来たからには、「丸投げ」という名の似非サイドアタックからは、そろそろ卒業してもいいでしょう。
サイドに開いた時のフェルや家長についても、そういう苛立ちを感じることはあります。「ため」が「持ちすぎ」に変わる瞬間の、虚しさったら…。フェルがもちすぎに見えてしまうのは、フェルだけのせいではないと思うんです。そりゃだし所がなかったら、もたざるを得ない。
でも浦和からはもう1点くらい取られると思ってたんですが、詰めきれず。この点まだ運はあるように思いました。前半が終ることには何とか落ち着くことができたので、これからかなという印象で終了。

後半

…前半に引き続いて、藤ヶ谷の顔面が危機に。それだけ勇気ある飛び出しをしている証拠(前半のはシジさんがブラインドになった格好ですか)なんですけど、心配ですよ。
で、後半22分。あの至福の瞬間がやってきました。二川が深めのポジションから放った弓なりのパス(これも実に二川らしい)が右サイドを駆け上がっていた加地の足元に入り、プレッシャーをものともせずに人垣の間から放った難しいボレーシュートが、ギューンと真っ直ぐに、ゴールに向かって吸い込まれていきました。ガンバにしては珍しく、団子状にわあっと加地に向かってみんなが集まっていって、加地はもみくちゃ。でも気持ち分かる!私もピッチにいたらあれやってたなあ。それはそれは美しい、2006年のファーストゴール(家長のアレは坪井君のオウンゴールになりましたからね)。
思い出すだけで、今も涙が出ます。ゼロックスは、ほんの前振りに過ぎなかった。ゴールネットがゆれた瞬間から、本当のガンバの新しい季節が、私達と加地亮との長い長い蜜月が、始まったのですから。私がずっと欲しかったものが一つ、とても贅沢なものであるにも関わらず、手に入った証そのものだったのだから。蝶のように舞い、蜂のように刺せる、美しいサイドアタッカー。なんて書いたら言いのだろう?優勝した時以来です、ピッチの上の出来事で、こんなに幸せな気持ちになるなんて。たとえ試合数が増えようと、また辛い気持ちを味わっても、このゴールを思い出せば、またがんばれそうです。
しかしねえ…1点取るといきなり蘇る、こいつらはほんとにお調子者ですよ(笑)。イニシアティブを握れない時間帯での駆け引きベタが目立つんですけどね。それはそれ、これはこれ。ただ、浦和のプレッシャが後半途中から少なくなったということにも、助けられてます。ゼロックス杯の後半でもこういう事が有りましたが…なんででしょうね?
又しても後半途中から投じられた播戸ですが、手鼻は上達したけど足下の処理の荒さは変わってない(笑)。ただ、奴の気合いは味方を引っ張り、チームの雰囲気をポジティブに染め上げます。オレもやらなきゃ!って気持ちになる。それもまた、稀有な才能。「愛すべきへたくそ」ってのは、褒め言葉ですよ。でもゼロックスのときといい、播戸が出てきてからのほうがマグノも生き生きしていた気がするんですよね。ただ、誰をどう使うかは西野監督が決めることだし、播戸みたいなタイプは後半相手が疲れた頃を見計らって投じることで、より引っ掻き回せるっていうのもわかるんですよ。ここはゴンタロと三木に奮起してもらうほうが良いのかな。彼らはどうしているのやら…。
とはいえ押し込みながらも勝てなかったのは、こちらの甘さ。シーズン立ち上がりでマグノの生かし方や新しい約束事を詰めていくのはこれからとは言え、攻撃が軽い。重さと怖さはまだまだ足りないようです。昨シーズンも序盤は鈍かった事を思うと、やっぱりこれからなんでしょうね。4バックメインになり(個人的にはこういう布陣でこそ児玉を育てて欲しかったんですけど)(京都では元気にやってるんでしょうか)、おおきな変化をしている最中ですから、焦りは禁物ってとこですね。根は短気なものですから正直目茶目茶イライラしますが、ぐっとこらえないと…。こういう時は、応援している人間がドーンと構えないといけませんよね。
この物足りなさを埋められるのは、勝利のみ。今年の初勝ち星は、ACL初戦で頼みますよ。
つかね、早くスタジアムに戻りたいです。一身上の都合で暫く観戦は無理そうなんです。人の事をあれこれ言う前に、私もがんばらないとな。