2018年1月9日の面会メモ(生後3ヶ月/111日)
今年最初の一人面会。病室に着くと、ピーくんは目をぱっちりと開けて元気に左手をブンブンと振っていた。3か月を過ぎた辺りから、手足の動きが活発化している。胸や足に付いているモニターから延びるコードに引っかかってしまわないか心配だけれど、彼なりの発達が見られるのはうれしい。
担当看護師さんに見てもらいながら、投薬と注入の練習。シリンジの扱いが難しくて、白湯で溶いた粉薬をうまく吸い上げられない。自分、不器用ですから…とか言ってる場合ではない。ピーくんとの同居を実現させるためには、慣れが必要だ。魂子の場合は龍角散の「おくすりのめたね」には足を向けて眠れない勢いでお世話になってるけど、ピーくんの場合はそうもいかない。
何とか注入まで終わらせて、お腹が落ち着いたところで抱っこ。しかしこの日のピーくん、呼吸器離脱する前からやたらサチュレーション*1の値が下がり、そのたびにモニターのアラーム音が鳴った。3ヶ月以上も病室に通い詰めると、流石に1回くらいなら動じなくなるけれど、繰り返され積み重なると、流石に不安にもなる。トントンと背中を叩いたり声かけすると、たいてい本人が頑張って息をして、数値が戻る。しかしこの日はそれでも、90に届くことは少なかった。ちなみに、健康な人間ならほぼ99から100となる。
心臓が疲れてきたのかなあ。無理させてしまっているのかなあ。少しずつピーくんに忍び寄る死の影を感じてしまって、恐ろしくなった。この日も呼吸器離脱が予定されていたが、負担をかけないために離脱はお風呂の時の短時間のみとなった。
お風呂の時は、いつものようにいい顔をしてくれる。目を大きくあけて、ほわ~っとリラックスした顔。とてもかわいらしく、赤ちゃんらしい。いつも頑張っているから、この時くらいはゆるんで甘えて欲しい。そのためにも、カーチャンはおふろマスターを目指すよ。気がついたら、ベビーソープの中身がそろそろなくなりそうだ。ここまで、生きていてくれたのだなあ。感慨深かった。近々詰め替えの用意をしよう。
お風呂の後はまた呼吸器をつけると、うとうと眠りに入った。ストンと入眠できるなら、苦しくないはず。どんな夢を観るのだろう。魂子の夢には最近、ピーくんが出てくるようになったらしい。家で一緒に暮らしたいと願う魂子の夢が、叶いますように。
今はピーくんの生きる力を信じよう。
*1:血液中の酸素飽和度