うららかびより

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ガンバ系ブロガーが選ぶ2008年ガンバ大阪MVP

えー、言い出しっぺは自分なんだから真っ先に答えんかい!つう話なんですが、すみません。残業禁止になってちょっと夜が長くなったのをいいことに、「書こうと思ったらいつでも書ける」などとダラダラしてたら、もう締切3日前です。あかーん!(宮川大輔調)自分、あかーん!というわけで、手遅れにならないうちにサクッと投稿させて頂きます。詳細はこちらをドン。ちなみに、ベストマッチに比べると若干こちらの投稿数が少ないですね。混沌としたシーズンでしたから、やっぱ難しいですよね。私もけっこう、悩みました。締切まで後わずかですけれども、まだ投稿されてない方、よかったら両方ともよろしくお願いいたします。…って微妙に無理なお願いをしてみたりして。
さて、本題。私が選ぶ2008年のガンバ大阪MVPはズバリ、ほほ肉の余ってる方の中澤こと背番号2、中澤聡太であります。
中盤からは雨後のタケノコのようにニョキニョキタレント(とネタ)が出てくるガンバにあって、センターバックサイドバックは、長年埋めようとしてもなかなか穴を埋めにくい、懸案事項の一つで有りました。宮本とシジさんは去り、気がつけば俺たちの怪しい関係のヘディングの方こと山口智も、もう三十路。だからこその水本補強だったはずが…うーん、何が気に入らなかったのか、思ったより我慢の足りない子でしたね。まあ、にっちもさっちもいかんところでブワーッと逃げられるよりは、早めに弱点がわかってよかった気もします。私が言ういわれも無いが、今後、迎え入れてくれた京都の人たちを同じようにがっかりさせるんじゃないぞ、とこっそり願っています。
…と、もうすでに思いっきり前置きが長い件。さっくりいこうとおもってたのになあ。ごめんなさいね。
そんな中、水本不在のガッカリ感からガンバサポを早々に解放させてくれたのが、中澤でした。2007年レンタル移籍で加入したときは、ピッチの上よりも茶目っ気たっぷりのブログで楽しませてもらうことが多かった物ですが、2008年はシジさんの背番号2を受け継ぐとともに、レギュラーも奪取。水本の加入で発奮したのもあるでしょうが、荒削りながらもガッツと闘争心あふれる姿をたくさん、ピッチで見せてくれました。宮本がいなくなってから、めっきり観る回数も減っていた最終ラインからサイドを走らせるようなロングフィードに、積極的な声出し。これは私の推測に過ぎませんが、去年ベンチにいることが多かった彼は、ガンバの守備陣にちょっとかけているところを見つけて、実践してくれてるのかなと思っています。どんな体験も、無駄にしたら損なだけ。ACL天皇杯の優勝をのぞけば、苦しいことも多かったシーズンでしたが、ピッチの内外でポジティブな雰囲気を振りまきながら、彼はこの1年で存在感を大いに増しました。
彼について、一番印象に残っている場面があります。それは、去年の5月。アウェイ・豊田スタジアムでの名古屋グランパス戦でした。春から夏に向かう過程の、急激に熱を帯びた太陽光が、ピッチの選手もサポーターも等しく焦がそうと暴れ狂っていたあの日。ガンバは、一時は追いつかれながらもバレーの2ゴールで快勝。スコア以上に内容で大きな差を付けて勝てた爽快感あふれる一戦でした。その日も前半から、ピッチをかけずり回り、たまに相手選手に釣られながらもピッチを走りまくった中澤は、試合終了後、ピッチの上に大きな体をどーんと大の字に広げて、ねっころがったのです。最後まで力を出し切って、ノリノリだったグランパス攻撃陣を小川の一点で封じたのですから、達成感も相当だったでしょう。荒い呼吸で胸を盛んに上下させながら、彼の全身からは安堵感がにじみ出るようでした。そんな姿を、とても頼もしく思ったのを覚えています。暑さも忘れてなごんでしまうくらい、いい光景でしたねえ。あのとき一眼レフカメラを持ってたら、迷い無く撮っただけどな。
そりゃあ、集中力が90分間持続せずしょうもないマークミスから失態を晒すこともあったし、まだまだ山口におんぶにだっこな場面も有りますが。やれユース上がりの選手はおとなしいだの、スタジアムがどんよりしていて雰囲気に負けるだの、負けるときはじつにしおしおなかんじでゆるゆると敗れていくだの、攻撃的なスタイルが板についてきた反面、大阪郊外の私鉄沿線にある分譲地で呑気に育ったボンボンみたいな「徹しきれない」感じも消えないガンバにあって、漫画みたいなわかりやすい熱さとあっけらかんとしたたたずまいで、荒削りのまま突っ走る彼の姿は、壮快で新鮮だったりします。年齢的にも、伸び盛りの彼にはまだまだ期待したいです。
ちなみに時々観ように寄っては、ハイキングウォーキングの松田(鈴木Q太郎の相方)に似てるような気がしますがいかがでしょう(笑)。

おまけ:今年期待する選手

具体名を挙げると、中澤のほかに播戸、山崎…同じポジションに新戦力が加入してくる選手たちですね。ジェジンやドンヒョクにもがんばってほしいのはやまやまですが、ポジション争いを受けて立つ側の人間が、なにくそっと「反発力」を発揮してくれてこそ、本当のチームの底上げはかなうのではないかと思います。