うららかびより

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Whole Lotta Love

いやあ、勝った。勝ちましたね。どーにかこーにか。
ポジション間のつながりがゆるくてピューピュー隙間風が吹きぬけ、ついでに私のハートにも風が吹き抜けていった立ち上がりのグダグダ感。佐々木、二川と期待してた選手がいなくなった後のピッチの喪失感。その影響で崩れていく組織のバランス。体を張って頭も使って頑張ってるのに、なぜかシュートだけは入らず、実に惜しい播戸とルーカス。スリルとホラーとサスペンスいっぱいで、「甘えるな!俺たちはアジアチャンピオンだったけれど、国内ではグダグダだったんだ!」という事実を1秒も忘れさせてくれないディフェンス。藤ヶ谷の日ごろの行いがよっぽどいいらしく、神通力が炸裂してキワキワでゴールを逸れて行くアデレードの諸君のシュート。なんだかんだですばらしいコンビネーションから決めてしまう、生ける帳尻伝説こと遠藤のナイスゴール。ラスト50メートルで、ヘロヘロになりながらも何とかゴールにたどり着いて、意識朦朧のまま倒れ込みながらテープを切るよなラストシーン。エイドリアーン!と叫びたくなっちゃったじゃないかコンチクショウ。
てなわけで、いかにも「ガンバのトーナメント初戦によくある風景」。終わってしまえば、こうしてきれいにまとめることも出来ますけど、あれを現地で観てたら、十円ハゲが玉子1パック分くらい出来ていたかもしれません。現地で寒い中応援していた皆さん、本当にお疲れ様です。あのスタジアムは試合が終わってからがまたきついので、今皆さんがどうしているかも心配です。それでもあの場であの緊張感を生で体験できた皆さんがうらやましいことこの上ないです。ううむ、仕事のスケジュールがうまいこと行ってたら、行きたかったなあ。でも、木曜日に定時で上がれるようにちゃんと根回ししとかないといけないしなー。しゃあない。
アデレードは初戦ともACL決勝とも違う牙をむき出しにしてきたし、シュートさえ上手かったらやばかった。でも、勝った方が強いのよ。こちとら二人も負傷で離脱して、大幅にプランを変えざるを得ない中、何とかリカバーしたんだからこれもひとつの強さよ(昔ならたぶんアワアワしちゃって点取られて負けてたんだろうな)、ってわけで胸張って横浜に行きたいと思います。華試合じゃなくて、ガチでマンUと戦える喜び。この日ばかりはギグスファンとしての思いを捨てて、ガンバサポとして丁重に、敬意を持ってマンUをしばきに行って参ります。ひとまずマンUのナンチャンへの積年の想いは封印して「ゴルァ、胸毛つかんで投げたろか」位は…いや、いわなくてもいいか(笑)。いや、むしろ加地の中の人になってギグスと戦いたい…すみません嘘です。全国の加地ギャルのみなさんごめんなさい(ペコペコ)。私じゃあの肉体を維持することは出来ません。10日くらいで即効たるみます…とまあそれはともかく。いつかこの調子で、インテルとの世界最強の青黒決定戦とかやれたらいいなあとか思っちゃったりしております。
それにしても心配なのは、佐々木と二川。この二人、特に二川がマンUとやりあう所を観たい。無理はしてほしくないけれど、このまま欠場ということになったら本当にやりきれないし残念だし…西野さんは今頃頭の中で「どうしよう」の5文字がぐるぐるしてるんじゃないでしょうか。
ま、不利だろうが有利だろうが、目の前に試合があり手元にもチケットがある限りは、行って応援するっきゃないっすけどね。いつもと同じく、ありったけの愛とともに。