うららかびより

家族のこと、趣味のこと、その他いろいろなこと

おおー。からだがいてえぞー/そこに愛はあるのかい?

さすがに簿記試験→東京ダービー@国立→ヤクルト対ロッテ@神宮球場という無茶なだんご三兄弟は、若くないからだから体力を倍率ドン!さらに倍!で奪っていったようで、朝起きるなりもう寝たいくらい疲れておりました。なんだそりゃ。神宮の試合が、10時過ぎまでかかったんですよね。でも、しまったいい試合で、すごく面白かった。成瀬の奇跡の三塁打!ダイヤモンドを全力で駆けて、三塁でリード取ってる彼が見られるなんて。写真撮っておけばよかったな。こういうときに電池が切れる、私のIXY。というよりも持ち主がだめなんですね。
国立でもジャンボ(平山)のハットトリックが見られたしね。なんだかんだで、アテネ五輪国見高校のころから見てるし、反町ジャパンでは人がすっからかんの親善試合(今でもか…)のころから、見ておりますのでうれしかったです。こういうときに限って、反町監督はたまたま梶山を見に来てて、柱の影から半身を出して泣いてたりするんだよ…なんて変な妄想を膨らましつつ。今度のカメルーン戦では、ジャンボは外れてしまったけれど、世間からなんていわれようと、ぎりぎりまで我慢して使い続けて、覚醒を待っていたのは紛れもなく反町監督本人なわけで。このハットトリックの知らせを、どう受け止めたのかなあと思います。協会のモザイク画みたいに、なんとも複雑な心模様を描いてそうだわ。
個人的には、ここまできたんだから最後まで、ジャンボを通じて北京で夢を見たいって気持ちが(甘いなあと思いつつ)まだあるんです。だから、最後の最後でまた戻ってこないかなーと思ってます。もちろん、この試合だけでなくこれからの試合も、彼は頑張る必要があるけれども。
そんなこんなでだましだまし、老体に鞭打って仕事を済ませてきたわけですが、今日一番ショックだったのは、帰りの電車での出来事でした。
私はいつも、始発駅から最寄り駅まで、ひとつの路線に延々と1時間くらいのりつづけて帰るのです。電車が入ってくるまでは、「早く座りたいなあ」と思いつつ、おとなしく列に並んで立ってたわけですよ。で、プシューと扉が開いたのを見計らって車内に入り、ああ、空いてる席がひとつあるのを発見しました。よし、座るぞーと思ったら、驚くべき展開が(まる見え調)!なんと血相変えて前から走りこんできたサラリーマンが、自分のかばんをぶん投げて、今私が座ろうと寄って行った席に投げ込んで妨害をしたのです。で、そのサラリーマンのおっさんの黒くて大きなナイロンバッグに占拠された席に私がすわれるはずもなく、後から猛牛のごとく走ってきたおっさんは、でーんとその席に座ってしまったのでした。
…なんじゃそらー!!!!!!
一瞬何が起こったか、わからなかったです。その後は、ふつふつと怒りがこみ上げてくるどころか、正直…引きました。そりゃああんたも疲れてるのかもしれないけど、なんでそこまでせにゃならんの?と。女であることを盾にどうこう言う気はありませんが、女子供をおしのけてまで、おっさん、あんた何やってんの、と。思わず言いたくなりました。
「近頃の若いもんは」なんてうそぶく中年親父のほうが、よっぽどすさんでる。うちの路線が民度低いだけかも知れないけど、見ず知らずの他人である私の腰を、少しでも前に行きたいおばさんののごつごつした手やひじがぐいぐい押してきたり、前の人が席を立ったから座るぞ、と思ったら、横にいた人がすっと体を割り込ませて座っちゃったり。運が悪いんでしょうか。なんかよく、こんなことに出くわして、落ち込んでしまいます。
今晩放送されたドラマ“CHANGE”で、キムタクふんする朝倉総理が、「同じ人なんて一人もいない。人はみんな違うんだ」って言ってたけれど…ここまで違いすぎると、なんかもう…。とにかく、そのおっさんとは絶対同じ電車で帰りたくない!と思って一旦ホームに戻って、次の電車を待つことにしました。少し帰るのが遅くなってしまったけど、こんなことで我慢する必要はないですから。もちろんしっかり、最寄り駅まで座って帰りましたとも。
そんなおっさんにも家庭や職場があって、何十年にも渡る人生があって、これからもまた人生が続いていくというのか…などと大げさに考えすぎるのが、われながら悪い癖なんですけど。うーんとうなってしまった帰り道でした。
人の振り観てわがふりなおせ。自分がされたらいやなことを人にしないなんてそんなの当たり前で、自分にとって当たり前の、許容範囲なことが実はとても人を落ち込ませたり、不快にさせているのかもしれないんだってこと。その点、私とおっさんも、そんなにちがいないんだってこと。コインの表裏みたいなもんだ。
…さて、要するにこの試験準備期間中に汚さを増したこの部屋を、片付けろって言うことですね、わかります。ひとつのことに夢中になると、ほかのものをおろそかにしたり(下手したら社会の窓をあけたままなんてすくいようのないことをやってのけたり)しがちな私なので、このおっさんは、ありがたーく反面教師として受け止めておきたいと思います。ハイ。