うららかびより

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いい日じゃないか、なかなかに

なぜかというと、私はあの日以来どうしても話せないでいた浦和サポの同僚と、ようやくまともに話すことができて、代表はホームで勝ち点3をものにしたから。
私の場合、特になにかされたわけではないんですが、考えすぎなばかりに自分で一方的に抵抗と申し訳なさを感じていて。必要なこともこの半月ばかりぜんぜん話せませんでした。別の部署だから、それでも何とかなったんだけども、今日はどうしても業務上確認しなければならないことが発生。午前中からわかっていたのに、へんな冷や汗が出たり、頭の中を悪い想像だけがぐるぐるして、しばし立ち往生してしまいました。さぞや挙動不審だったんだろうなあ。おまけに休み明けから、いきなり髪の毛短くなってるし。
でも、訊かなきゃ埒があかないので、思い切って彼の部署に行こう!と思ったら、私の上司に用事があった彼のほうがこっちに来てしまいました。オーバーラップして、ここでクロスをあげるぞ、と思って中を見たら、絶妙のタイミングでFWが走りこんできたみたいでした(笑)。ウッヒョ〜!さすがに仕事のことしか話しませんでしたが、一歩前進した気がしました。Jが再開するまで、こうやって少しずつ、心に残った変なコリや、壁を取ってほぐしていけたらと思います。
代表は代表で、オマーンが思ったよりうまくいなせたとはいえ、案ずるより産むがやすしでしたね。いやだよー学校に行きたくないよー、いったらしんじゃうよー、と思いつつ、行ってみたら何てことなかった、みたいなかんじ。
ただ、先制点と2点目で、それぞれ中澤と闘莉王が果たした役割は、FWが果たしてほしかったなと思うし、3点目を取ってから形ができそうでできなくて、攻めあぐねて終わってしまったのは、残念でした。アジアではそうそうお目にかかれないエレガントなシフォンタッチでボールを操る松井や、レアな右足シュートを見せてくれた俊輔。すばらしかったです。大久保も、見方になると頼りになる、ジャイアンみたいなやつ(笑)。ただ、まだ選手の個性やひらめきによるところが大きく、戦術面では浅いですね。選手たちが行き詰ったときに、どれだけ策を講じて助けることができるか?ターゲットがほしい時間帯に巻、そして試合をクローズさせたいころになったら今野、前線にフレッシュさを取り戻したくなったら香川、というカードをわかりやすく切った以外は正直、今日の試合は岡ちゃんの手腕を問われる場面は少なかったように思います。これからが、大事。でも勝ち点3は、3。尊いものです。おめでとう、みんな。
でも、「あー、スタメンに遠藤しかいないんだなあ」ってさびしい思いになるなんて、われながら贅沢になったものです。ほんの数年前までは、代表に複数選ばれただけで、ウヒョーってなったし、遠藤と宮本がはじめてスタメンで並び立ったときのワクワク感といったら。「11人のうち二人がガンバなんて、信じられない!」って。いやあ、そんな時代もあったんですよ。中島みゆきじゃないけど。懐かしいです。
今回の代表には周囲の騒動を含めていろいろマイナス面を感じることが多かったし、始まるまではどれだけやれるのか不安でした。ほっとしました。サッカーを見るきっかけのひとつは、日本代表とアメリカワールドカップ予選でしたから、やはり代表にはみんなの憧れとワクワクする気持ちを喚起する存在であってほしいのです。クラブ重視の観方が浸透した昨今、少々古い考えなのかもしれませんけどね。選手の代表への憧れを錬金術のねたにして、ホクホク儲けようとする川淵氏には、カチンと来ます。が、ドイツでの借りを返したい人も、憧れのワールドカップの舞台に立ちたい人も、みんなにがんばってほしいと思います。サッカーは、ピッチの上で頑張る人と、スタンドでハラハラしたり喜んだりウエーンて泣いたりする人のために、あってほしいです。
というわけで、闘莉王関、横浜での本場所に続いてオマーン巡業でも頑張ってください。

………ひーごめんなさいごめんなさい。

追記

肝心なことを書き忘れていました。キックオフの数時間前、元・日本サッカー協会会長の長沼健さんが亡くなられたそうで最近では埼玉スタジアムの場長もされてましたね。ちょうどワールドカップ誘致やフランスワールドカップの予選時という、印象に残っている時期に会長職に就かれていたのでよく覚えてます。正直そのときは、監督交代劇のおそまつっぷりを含めてあまりいい印象はありませんでしたが…日本代表監督も経験されて、日本のサッカーを支えてこられた人なのは違いありません。今日の勝利は、長沼さんにとってはなむけとなったと思います。ご冥福をお祈りいたします。