うららかびより

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明日もそのまた明日も、ずっとずっとガンバ

さて、明日はJ1第三節・東京ヴェルディ戦。ACLの全南戦から間があいた分ほどよく粗熱もとれて、新たな気持ちと冷えた頭でもって臨めるのではないかと思います。かつていくらでもつながる変態パスワークでもってガンバを苦しめてきたかのチームも、J2を経験するうちに人もサッカーも変わりました。普通にまずは固めて入ってくるのではないかと思います。ガンバディフェンスは飯尾みたいな突貫小僧と、あと見かけによらずしなやかなテクニックの持ち主である平本も割と苦手にしているので、そこらへん気をつけて、電光石火のカウンターを食らわぬようにしてほしい。ACLで快勝したところで、依然として国内で未勝利なのは事実です。まずは同じ土俵でやってるJのクラブ相手に、がっぷり四つで戦えないとお話になりませんからね。明日こそ仕切りなおしの一戦となりますように。まずは先制点をしっかりとることから。私は翌日の仕事の都合と金銭的な事情もあって、万博に行けませんが、関東の片隅でハラハラしながら、携帯で戦況を追うことにします。
明日も遠藤以下、代表組は使われる模様。水本の背筋痛って、結局どんな具合なのでしょうね。中澤もいるのだから、無理させる必要はなさそうですけども(と思ったら、このブログでの書き方からして、中澤がスタメンぽいすね。以上追記)。遠藤自身がやれるというのなら、起用はアリでしょう。ガンバ史上最高の成績をもたらした西野さんに対しては、選手と同じく一定の信頼と尊敬の念を抱いていますので、結果も何も出ていないうちから起用方法についてあれこれいうのも無粋かな、と思います。所詮事情をすべては知らぬ外野は、いくらでもいえるわけです。開幕戦にしろ、遠藤の起用自体が間違っていたのではなく、むしろ代表組と新加入組のコンビネーションの取れなさが問題だったのですし。遠藤を使う/使わないの単純な二元論では割り切れません。ただ、コンビについては試合を重ねてくるうちに改善傾向にありますね。そこで一気に明日、国内初勝利を万博で決めてくれないと。せっかく増えたお客さんがどっかにいってしまいます。
ただ、西野さんを見ていると、自分がいなくなった後の10年後、20年後のガンバのことまでは考えてないのかもしれないな、と思います。そりゃクビとプライドをかけて戦っている監督は、一戦一戦の今を生きるのが大事でしょうから、仕方ない部分もあります。ただ、遠藤に頼れるうちは現状でもいいとしても、いつか彼は年をとって、いなくなるわけです。今いるほかの選手だって、そのうち10年後もガンバにどれだけのこっているでしょうね。万物は流転し、人は次々と去り、毎年置いていかれるようなさびしい気持ちを味わいます。出会いもありますが、別れも必ずあります。しかし、日本のサッカーの火が消えない限り、そして資金繰りが上手く行っている限りはガンバは続きます。私が死んでも続いて欲しいです。スリルとホラーとサスペンスと馬鹿試合と小ネタとドSで、人を楽しませ時に腹を痛くさせ、挙句の果てに人の目から変な汁を出させるガンバ。紆余曲折の果てに、ようやく「すべては攻撃のために」という自分たちのカラーを手にいれたのです。それを人の入れ替わりとともに失うのは惜しいですよ。なので、1ヶ月に9試合消化というクレイジーな日程となる今だからこそ「遠藤がいなくなってもやれる形」というものを、オプション的なものにしろつかんで置いて欲しいのですがね…。
とはいえ、若い連中もちょっと頼りない。ガンバのサテライトはぬるい、ぬるいとよく言われますが「俺は調子を落としている遠藤さんよりもさらに低い評価なのか」「オレの腹はたるんでないのに…」ってガックリ来るんじゃなくて、「西野のハゲ、お前の目は節穴か!わしを使えば勝てるんじゃー」「スタベン…だが断る!俺が欲しいのはスタメンの座のみ!」くらいの気概を見せ、それでもって上半身裸に革のベストと破れたジーパンだけ着て、ハーレーで万博に乗り付ける「原作=武論尊、作画=原哲夫」みたいな豪快な若手が………いたらちゃんと現代社会で日常生活を送れるのか心配になるので、えー、要するにおっとりちゃんが多い若手諸君はもう少し分かりやすい形でやる気を提示しないと色黒のおっさんに伝わらないよと。そゆことです。適度にミネイロの押しの強さを見習ってください。ただし二川は襲わないように。
2006年、2007年と、勝利よりも苦い敗戦が心にぐっさりささるシーズンが続いております。サポでもそうですから、監督や選手はもっとでしょう。二度あることは三度有るのか、三度目の正直なのか。いつまでも、横綱相撲をさせてくれる脇の甘くてやさしいチーム以外に苦戦してちゃあ、強いチームとはいえません。言葉は悪いですが、それじゃ単なる弱いものいじめです。
試合が増えて大変ですけど、逆境は、普段よりも成長できるチャンス。乗り越えて欲しいです。