うららかびより

家族のこと、趣味のこと、その他いろいろなこと

きっちりけじめをつけて見せた、福元の言葉

ガンバ大阪へのレンタル移籍が決まった大分DFの福元洋平が、昨日大分のサポーターへ向けたコメントを残したことが、地元紙の大分合同新聞で取り上げられていました。写真つきでこれだけちゃんと取り上げられてるというのは、すごいことですね。

下部組織のU―15から大分で育った生え抜きは「ほかのユニホームを着ることが想像できず、眠れないほど悩んだ。スケールを大きくするには、厳しい環境が自分のためになると考えた」と経緯を説明した。
 プロ2年目の昨季はリーグ11試合出場にとどまった。G大阪では大分以上に激しいレギュラー争いが待っている。「ベンチに入れるかどうかも分からない。移籍の決断はサッカー選手にとって重要。選手生命を懸けて決めた」という。

http://kiji.i-bunbun.com/read/read.cgi?1200063600=120009986531189=1

入る側のクラブに向けてはともかく、出る側のほうにはきっちり言葉を残さない、もしくはおためごかし、それこそ残される側からしてみれば「そりゃ甘いお菓子で引き抜かれるおめーはいいだろうよ、ウッセーバーロー」と言いたくなる様なきれいごとを、新聞やサイトを通してでしか発さない選手も多いですよね。しかし福元は会見を開き、自分の言葉で、おべっかをつかうことなくしっかりけじめをつけて見せた。年に似合わず立派な青年だなと思いました。もちろんこれは、彼が完全移籍ではなく大分と複数年契約を結んだ上でのレンタル移籍だということも、多分に影響しているとは思います。彼は大きくなって、大分に戻ってくる意思を持っているということでしょう。
将来のことはガンバ、大分両フロントと彼が決めることですから、これからどうなるかはわかりません。ただ、来てくれたからには、ちゃんと応援したいですね。彼もルーカスと同じく、たくさんのサポの希望を背負って走ってきた人間なのですから。そうした生きた財産をむしりとっておいて、むげにするわけにはいきません。
まだ移籍がうわさの段階でしかなかった天皇杯5回戦での大分戦(フクアリ)、彼はスタメン出場していたのですこし見せてもらいました。CBとしてはびっくりするほど大きくはありませんでしたが(身長は181センチ)体つきががっしりしているし、鹿島の岩政、或いは元京都の秋田さんみたいなタイプなのかなあという印象。実直に相手をマークし、びびることなく体をぶつけてきていました。相手のネームバリューに屈さず、ガッツのある選手だなあと思いましたね。
セットプレーでは、主に山口をマークしていました。山口もCBという職業柄マークをずらさなくては、とはげしく走り、福元もそんな彼に密着マークで離れないでびっちりついていってました。へんなたとえですが、女の追っかけにすがられて振り切ろうとするジャニーズのタレントみたいなはげしくも面白い光景が、そこに(笑)。山口が単にイノッチに似てるから、そう見えたのかも知れないですけど(笑)。あと、後半はボールのないところで播戸をマークしてましたが、競り合いのときに播戸の何かが顔に当たってぶっ倒れてたのも覚えてます…ってろくなこと覚えてないなわたしゃorz 調子のりボーイズのときは、眠気に負けてあまり観てなかったですしね(安田ゴメンヨーorz)。
しかしなぜ彼は、あだながチョコチなんでしょう。チョコチップクッキーが好きなのかな?実際どことなく甘党そうな顔立ちをしていますね。目元は星野真里、それ以外は田中マー君にちょっと似ている。まあ、彼の内面や個性などはシーズンが始まったらおいおい分かるでしょう。意外と一癖も二癖もある連中だらけで、なおかつボケだらけで突っ込みのいないガンバ*1にあって、どんなネタを振りまいてくれるでしょうね。とりあえず似顔絵の練習はしてる最中。これは後日公開する予定です。今日ようやく、短い髪の毛で写っている資料*2が手に入ったので、これから追い込みなんですよ。あてにせずお楽しみに。

*1:そんな中で正統派の癒し系だった入江さん、文句も言わずに途中投入で汚れ役もかって出てくれるあなたは貴重な、得がたい存在であった

*2:選手名鑑ではオサレーな髪形をしていて今と印象が違い、資料にならんのです