うららかびより

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センチメタルな恋はどうしようなく破綻してくもんで

安心したらサヨウナラ。ええ、ほんとうそうですね。
昨日は、用事があって横浜へ。人に会ってあれこれとして、ハマスタに行って横浜対ヤクルトのデーゲームを観て*1。勝ってよかったのだけどデコルテのあたりを盛大に日焼けして。あれやこれやとやってる間に9時になってました。携帯で試合結果をチェックしたときは、さすがに頭がぶん殴られたようなショックだった。
中澤が抜けて栗原と那須という、有望なDF2人が奮起しないわけがないし*2、方やガンバはチームの心臓・遠藤が別メニューを強いられるくらいにどうしようもなく疲弊してる。おまけにF・マリノスマルケスをベンチにおいて、清水範久をスタメン起用。吉田、坂田という、どちら様もシジさんや山口が苦手そうな選手をならべてオフェンスを組んで来た。センターラインの守備をがちっと固めて、チームにぶっとい幹を通すのが、彼らのやり方だと記憶してる。そして、そのやり方に対して、ガンバはこれだ!って攻略方法を見つけられないまま、ここまで来たのも。
生肉のようにどさりと、残酷なまでに生々しくほっぽり出された結果が、いまここにある。わめき散らすか?目を背けるか?いっそのこと焼いて食っちゃうか?ションベンかけちまうか?そりゃ個人の自由でしょう。それでもショーは進む。11月の神戸戦まで。それはゆるぎない事実だ。
だったら、前に目を向けて、最後までお付き合いしたい。毒を食らわば皿まで、なんていうとどっかネガティヴだ。疲弊した代表組相手でも、使われなかったことに悔しさを感じた若手が奮起し、今まで作ってきたものの質が改めて問われていることに監督は危機感を感じ、代表に呼ばれることなく日本で調整してきたレギュラー組は自分のスタンスを改めて問い直し、23日に自分たちの答えを出してきてくれるでしょう。私は、その場所に行くことは出来ないし、また心臓をばっくんばっくんのた打ち回らせなきゃいけないのかよと、臍をかみつつ、待つことにします。来年までF・マリノスの諸君にカウンターパンチを食らわす機会がないのは残念ですけどね。あ、天皇杯があっか。
負けたときは、やたらこの曲を聴きたくなるんですよね。

他人から観たら気持ち悪くないことこの上なくても、私が好きなチームに向ける感情はどうしたって恋情に近くなる。逆説的ではあるけれど、距離という隔たりがあるからこそ、一定のテンションをキープしてこられたんじゃないかと思う。うれしいときは喜びを分かち合える。少なくともそう錯覚できる。でも、負けたときはどうすればいいんだろう。心臓をかきむしりたくなるほど、もどかしくなり、彼我を分かつ透明で厚い壁の存在をこれほどうっとおしく思う瞬間はありません。
横浜FC戦のときも思ったこと。ブーイングにはいろいろな理由があるけれど、野次や頭ごなしの批判が、今まで何かをよくしただろうか?文句はすべてが終わってしまってからいくらでもいえるから(これはブーイングが取って代わるものかな)。
傍から見てたら、頭が壊れてかわいそうな人であっても。優勝の可能性が一滴でもある限るは、信じてみる。スタジアムにいたら、声を出す。それは君たちは孤独でないと精一杯知らせるサインでもある。一方的なコミュニケーションかもしれないけれど、どこかで廻りまわって、彼らの力になってると、信じてる。

自分の足で、光のさすほうへ、力いっぱい歩んでください。ガンバの諸君。

*1:正直まさかの!だった三橋直樹タイムリーと、6回表一死満塁の場面から飯原誉士をたった2球でゲッツーにしとめた木塚、体を張ったフィールディングをみせた加藤など、見所の多い試合でした

*2:逆にガンバ陣営はどこか安堵の気持ちに包まれてしまってなかったか、と思う