うららかびより

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はーるばるー来たぜスーカスッター

今日は神奈川県横須賀市にある横須賀スタジアム、通称「スカスタ」まで、イースタンリーグ湘南シーレックス千葉ロッテマリーンズの試合を観に行ってきました。
湘南シーレックスは、横浜ベイスターズの二軍に当たるチーム。横須賀をホームタウンとし、一軍とはまた違った形での地域密着に取り組んでいます。相手はロッテだし、ベイスターズファンクラブの特典で1試合無料で見られるということで、えいやっと足を延ばしてみた次第です。
何回も電車を乗り継いで、京浜急行追浜駅に到着。15分ほど歩くと、学校のそばに大きなカクテルライトとスタジアムが見えました。

中はこんな感じ。内野側の観戦席には、しっかりした背もたれつきの椅子があって観戦しやすかったです。両翼98mのこぢんまりとした球場で、ちょっと秋津サッカー場に似たのどかな雰囲気でした。今日は横浜スタジアムベイスターズの試合もあったので、観客はどれだけいるのかなあと思ってたんです。しかし始まるころには常連さんらしき年配の方や、親子連れの皆さんなど、正直思ったより沢山の人が集まりました。最終的には、観客者数は452人と発表されました。
時々小雨がぱらつくスッキリしない天気でした。しかし、始終ぎらぎらとした日差しにさらされるよりはましです。思ったより快適に過ごせました。
シーレックスの先発のうち、本来捕手の武山がレフト、新沼がファーストを守っているのに驚きました。確かにこの二人、今年はなかなか打撃好調のようなんですが…結果よりも一軍で通用する選手のコンディション作り、という目的に沿ってのことか、あるいは田代監督の色というやつか。その辺はよくわかりませんが。
本日の先発は、シーレックスが6年目の秦裕二。昨年は一軍でも5勝を挙げ、昇格の期待が高まっている若き技巧派。千葉ロッテ八重山商工の一員として去年甲子園でも活躍した、高卒ルーキーの大嶺祐太でした。
立ち上がりから、両投手は若干不安定な立ち上がりながらも、粘りのピッチング。お互いヒットを許さず、さくさくと進んでいきます。
秦は初回だけ、ボールを散々カットされて粘られましたが、2回からは落ち着きました。バシーン!とミットを揺らす剛速球をほうるわけではないものの、その分丁寧な制球でバッターをいなしていきます。空振り三振が多かったな。ちょっと番長さんに似たイメージをもちました。逆に、大嶺はコントロールが若干アバウトでボール球が多いのですが、ストレートの威力には、目を見張るものがありました。好対照な二人です。結局大嶺はノーヒットのまま、5回で降板しました。
ようやくゲームが動いたのは、6回表。秦が2番・塀内から先頭打者ソロホームランを食らってからリズムが乱れてしまいます。そこからロッテ打線に捕まり、一気に3点を失いました。その裏に、シーレックスも5番・内藤雄太のゴロの間にランナーが還って1点を返しましたが、なかなか打線の調子が上がらぬままくらった2点のビハインドは、大きなもののように思えました。
しかし、勝負はわからぬもので。8回裏にとんでもない出来事が。ツーアウトまで追い込まれた後、ロッテのルーキー中郷の投球に、河野の打球は二遊間への詰まったあたりとなりました。しかしそれを、ショート藤井がポロリ。この間に一塁に到達していた河野は、セーフとなりました。その後、そこからあれよあれよと打線がつながり、武山のソロホームラン、この回一挙5点。9回表を岡本がピシャリとしめて、なんとシーレックスが0−3から6−3。大逆転勝利となりました。
…あ、あれ?なんかこれ昨日同じような展開の試合を観たような…(笑)?図らずも、2日連続の劇場となりましたよ。
負けはしましたが、大嶺は非常に堂々と投げていて、投球内容も立派。これからへの期待が膨らみました。逆に心配になったのはロッテの神田。この日は8回裏、中郷にかわって登板。久々に見たのですが、けっこうあっけなく打たれてしまってましたね。秦は、この日の日刊で横浜対オリックス@ハマスタの予想先発に挙げられていただけあって、なかなかの仕上がり。イニングによって内容にばらつきがありましたが、そろそろお呼びがかかりそうです。
野手ではロッテだと角中勝也佐藤賢治といったルーキーが元気がよかったです。角中は今年、四国アイランドリーグの高知から入ってきました。二十歳のルーキーが4番?と思ったのですが、この日はきっちり2安打。これからもがんばってほしいなあ。
湘南では、木村と北川の二遊間の守備が上手でした。北川は、出囃子がクレイジーケンバンドの「てんやわんやですよ」なのも面白かったです(笑)。後は、武山や新沼といった、本来とは違うポジションで起用されている選手が、きっちり打点を挙げて勝利に貢献してました。内藤、黒羽根といった期待の地元出身選手も、ずっと見たいと思っていたので今日は出てくれてうれしかったです。
ヒーローインタビューは、新沼と木村の男前コンビでした。

スカスタ、気持ちいいスタジアムなので、また行きたいです。もうちょっと家から近ければ、いいのですけどね…。

さて一軍は…

どちらも勝ちましたね。ロッテは昨日の大敗のいやなムードをふっとばす逆転勝ちでようやく、連敗ストップ。ベイスターズは、連勝で貯金を2としました。選手層の薄さなど、不安な点もありますが、首位になったころの勢いがよみがえりつつあります。交流戦北海道日本ハムの優勝がすでに決まってますが、対戦相手がガラッと違ってしまったことにより、チームによってかなり明暗が分かれる結果に。さて、セパ通常日程の再開後、どんな影響が出てくるでしょうか?