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兵どもが勢い余って烏合の衆で夢の跡?:対U22マレーシア代表戦

仕事帰りに行って参りました、国立。告知もそこそこだったし、主要メンバーがいないとなるとゆるゆる、マッタリと見られるかな?と思ってぷらっと千駄ヶ谷駅で下車。甘かった。1,000円パワー、舐めてました。この試合はメインスタンド中央の指定席エリアを除き、全席自由。しかも大人1,000円。そのためお客さんが多く、6時の時点で千駄ヶ谷駅はかなりの賑わいを見せていたんです。駅に隣接するコンビニも、人で溢れかえっていました。会場いりしても、バックスタンドとホーム側ゴール裏は、かなり席が埋まってましたしね。もっときつくて、勝たなきゃいけない試合にも来て欲しいなあと思いましたが…これがソリマチーズの、現実なのかも。最終予選も、これくらい賑わって欲しいですね。
予想では仙台の萬代がワントップと言われていましたが、蓋を開けてみると清水の三年目、岡崎との2トップ。トップ下は枝村。右サイドバックに、明治大学の長友など、。新鮮な顔ぶれが並びました。予選でも出番のあった菅沼、増田はベンチスタート。
さて、試合はというと…。なにぶんきゅうごしらえで、チームとして練られてないから仕方ないにしても、節々で連携の足りなさや意志疎通の少なさを感じさせる、さびしめな内容となりました。確かに、足元の技術は日本が上回っています。また、それぞれが最終予選に向けて代表に残ろうと必死になって動いているのもわかります。しかし、その個人の頑張りをつなぐものがなかった。それこそチームプレイやチーム戦術だと思うんですが…。例えば、枝村が前にいいパスを出しても、反応する相手がいなくて、結果として死んだパスになってしまったり、ペナルティーエリア前のおいしいスペースに切り込んでシュートを打っても、飛び込む選手がいなかったり。月並みな感想ですが、日々の積み重ねや信頼関係は、やっぱ大事です。
マレーシアはなんだか昔の国見か前橋育英かってデザインのユニ。それが一番印象に残るくらいであまりチームらしさがなかった。言葉は悪いんですが、烏合の衆同士の戦いに終始しました。
そんな中、きらっと光ったのは長友。明治大学所属ですが、先月からFC東京の強化指定選手に選ばれてます。小柄な体でクリクリとよく動き、先制点となるヘディングシュートを決めました。左サイドを突破した鈴木修人がゴール前に入れたクロス。萬代に釣られた相手DFの隙をついて、決めたものです。彼が一番の発見だったかな。磐田の上田も、精力的に動き回ってました。後は枝村。彼のパスを生かす動きがあればなあ。同じ清水の岡崎が、そのへんもやってくれるかと思ったんですが、萬代のシャドーに徹した感があって、ワンパンチ足りない気がしました。後は、途中出場した鹿島の増田。予選の他の試合でも、うまくチームの雰囲気を変え、巧みに立ち回っていましたが、今日もやってくれました。昨日のA代表コロンビア戦で言うところの、羽生みたいな役割。実際彼が入る前は、事故みたいな失点もあって、チームがシュンとしていました。「菅沼出せよー」など野次る人もいたので…いやはや、ほんとに良かった。最終予選でも期待してます。
逆に大丈夫?と心配になったのは最終ラインとGK。あの失点はいただけません。単純なマークミス。声かけミスから、出来たスペースに入り込まれて押し込まれて。自分のチームではやっちゃいかんよ。あと、萬代もちょっと固かった。PKを決めたし、巧みなポストプレーもありましたが、足元が雑でしたね。次頑張れ。
とまあ、試合自体は煮え切らなかったものの、J1、J2、大学と様々なカテゴリーの選手が見られたのはよかったです。こんな選手もいるのか、とか。大学生の長友と鈴木修人は、気になります。それに暑くも寒くもなく、過ごしやすい気候でしたし。チューハイを一杯だけ飲みました。うまい。普段サッカーを見るときはアルコールを取らないのですが、たまにはいいですね。
ソリマチはここから誰をすくいあげるのか。そして厳しい戦いになる最終予選は、どう挑むのか。答えはじきにピッチで見られますね。また、行きますよ。
…以上、帰り道からでした。行った皆様、お疲れ様でした。