うららかびより

家族のこと、趣味のこと、その他いろいろなこと

「むぁ〜き〜!走らんか、ばかも〜ん!」とかって絶叫してほしい

オシム監督の声は“銭形のとっつぁん”(スポーツニッポン)
サッカー日本代表のイビチャ・オシム監督(65)が出演するドキュメンタリーDVD「引き裂かれたイレブン〜オシムの涙〜」が3月21日に発売される。オシム監督の吹き替えを俳優でアニメ「ルパン三世」の銭形警部などの声優として有名な納谷悟朗(77)が担当。銭形警部以外の役を引き受けたのは数年ぶりで「オシムさんの厳しさの背景を多くの人に分かってほしい」と話している。

http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2007/02/10/01.html

最近は、年に一度のルパン三世スペシャルでしかお声を聴かない、声優の納谷悟朗氏。ここ数年は声がちょっと老けて来たという印象。なので、オシム氏を演じるにはちょっと重いか、というのが正直な感想です。個人的には、同じルパンファミリーでも小林清志氏が、オシム氏のイメージに近いです。オシム氏の実際の声に近いとかというよりは、人柄や物腰からうけるイメージからの判断なんですけど。
旧ユーゴ代表のドキュメンタリー作品、というだけでほかの旧ユーゴ代表選手が出場するかは、この記事には書いていませんね。もし出るなら、サビチェビッチ大塚芳忠ストイコビッチ井上和彦なんてどうだろうなあ。オタの妄想の域を出ませんけどね。
オシムの言葉」は、オシム氏のサッカー理論云々というよりは、まさしく「人種の坩堝」だった旧ユーゴスラビアに起こった人種間の大きなうねりに、人々が飲み込まれていく過程を描いた本でした。理が理であり、唯一確かなのはそこが「理不尽」に支配されていたこと。最初は、誰かの、何かのために起こったはずだった争いが次第に目的を追い越して暴走し、社会を、人々の営みを食いちぎって破壊していく。この本から出されたパスを、どう受け取っていいか、そしてどこにつなげたらいいか。私は、いまだに迷っています。このDVDでも、そういうことが描かれるのでしょう。見てみたくなってきた。
でも、一度でいいからとっつぁんの声で「遠藤、いけ〜!」「播戸、やればできるじゃないか!」とか、言ってほしいなあ。無理だけど(笑)。

引き裂かれたイレブン ~オシムの涙~ [DVD]

引き裂かれたイレブン ~オシムの涙~ [DVD]

以下余談

ルパン三世スペシャルといえば、年々声優陣の声がふけてきてるしお話のクオリティも落ちてきてる印象で、ここ数年は見るのもつらくなってきました、個人的に。「ああ、不二子の声はセクシーだけど、この年の女性の声じゃないなあ」「次元もあんまり元気がなくなって来ちゃったな」とかね。実際ルパンの声はもう二代目の栗田貫一が担当してますし、いつ替わっても不思議ではないのだけど…でも演技面にかんしては、やっぱ替えが利かないと思うし、これ以外のキャストは想像できません。替わったら「ドラえもん」のように、暫くはブーイングの嵐になってしまうでしょう。まあ、あの場合は、作画など番組作りにおけるほかの要素もかなり変わったせいもありますけどね。
どうせ変わるならいい方向に変わってほしいけど、難しいもんです。