うららかびより

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文案一部修正/ポルトガル語の発音

http://d.hatena.ne.jp/floresta/20060222/1140535966
あささんご指摘の点を考慮し、一部の文章をより平易な文に書き改めています。初めての方が読む場合でも、だいぶとっつきやすくなったと思うのですが、どうでしょうか。

ポルトガル語の発音について

実は、英語よりとっつきやすいです。母音もa,e,i,o,uで、基本的に全てローマ字読み。一部に例外があるので、代表的なものを挙げてみます。

  • 母音に挟まれたSはにごる(例:casa(=家)→カー)
  • 単語の最初にrがつくとき、或いは語中でrが二つ重なる時は「ra」→「ハ」と、母音がハ行の音に変化する(例:carro(=車)→カー)

強勢のおき方については、昨日少し触れました。基本的に、後ろから二番目の文節につきます。futebol(フチボウ)などの例外もありますが、そういう場合は大抵強勢を置くべき所に、アクセント記号がついてます。
…とはいえ、言葉は聞いて話してこそですから、文字で説明するよりいっぺん聞いてもらうのが一番なんですよね。ポルトガル語の発音関連で詳しいwebをご紹介します。

こちらは、東京外国語大学が無償で公開している、インターネット上の言語教材のサイトです。Realplayerで、実際の発音も聞けます。今宵のジーコ氏よりゆっくりした話し方なので、だいぶ聞きやすいと思います。興味のある方はどうぞ。操作法は多少癖がありますが、内容はかなり充実しています。ヴォリュームには気をつけて、ご利用ください。
また、ブラジルとポルトガルでは、同じ言葉でも文法や発音が大きく異なり、聞きなれないとほぼ別の言葉に聴こえます。私が大学で最初にポルトガルポルトガル語を聴いたとき、もうチンプンカンプンでビビリました。その違いを詳しく述べていると長くなってしまうのでざっと述べると、ブラジルのポルトガル語には、ポルトガルの植民地だった時代の、すこし古い語彙や用法が残っているそうです。また、ポルトガルポルトガル語には、細かい敬意の表現が有るのですが、ブラジルでは省略されていて、使われることは滅多にありません。なのでポルトガル人からすると、ブラジルの人たちが話す言葉は、すこしもっさい、或いは下品な感じに聴こえてしまうそうです。また、ポルトガルポルトガル語は、隣国で歴史的にも強く影響を受け続けてきた、スペインの言葉に近い響きがありますし、他のヨーロッパ言語(特にラテン語族)の影響も見え隠れしています。
フィーゴクリスティアーノ・ロナウドのインタビュー映像を観たことがある方は、思い出してみてください。ジーコ監督との発音の違いは、だいぶあるはずです。ブラジルのポルトガル語のほうが、丸くて聞きやすい音が並んでいます。また、前述の東外大サイトで、ポルトガルのポルトガル語発音も体験できます
…と、ここまで書くと今回の趣旨からは外れてしまうので、この辺にしときますね。