うららかびより

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ぼくたちのSweet16

せっかく佐野元春の名曲に'Sweet16'なんていう素敵な題名があるので、パクッちまいます。つうわけで以下、大黒ネタ。
文庫版ジョジョ7巻*1と一緒に、やっとサッカーズを買いましたよ。ご存知の通り、大黒将志ガンバ大阪特集号。サッカーコーナーで一番薄い顔の表紙だからすぐわかりました。ある意味便利かもしれません…。
冒頭からいきなり上野山氏(えらく年をとられたなあ)の談話を載せるとは、こりゃユースマニアは悶絶必至ですね。97、8年ごろの縦襟ユニ、懐かしいや。この頃はちゃんと練習見学もしてた。まだいまの練習場が出来立てほやほやで、新田辺のグランドでサテライトリーグをやってたりしたから、そっちのほうにも行ったな。あのころは小島もいたし船越も海本も松本大樹もサテで。今ちゃんもいた。巡り巡ってまた船越と海本は、新潟で一緒にやってんだから不思議。みんなちりぢりになってしまって、辛島や木山なんか指導者になってしまったけど、今でもやっぱり気になってしまう。
関係ないけど高3の二川は、やけにぷくぷくしていませんか。まあ毎年、選手名鑑では「フタはフトッタの略や」と言いたくなる写真だけど…。毎年キャンプで痩せるから、いいんだけど…。
…途中から昔話になってしまったけど、私はこの97年近辺のガンバをやたら鮮明に覚えているので(多分ボマちゃんバブンスキーのおかげであろう)、いきなりテンション上がってしまった一方、おとっつぁんの頭部をみて微妙に黄昏た気持ちになる罠。
大黒は、はたからみていて「スランプじゃねえか」「怪我しちゃって大変だ」なんて大変な状況も、「そうっすね」の一言であっさり飲み下して乗り越えるから、すごいんだな。複数のチームメイトから「何も考えてなさそうに見えるけど、」なんて前置きを置かれているけど(笑)。きっと大黒にとっては、前向きも後ろ向きもないのだ。こっちや!って思った方向に、突っ走ってるだけなんだ。どこまでも、まっすぐに。ふつうの人ならしがらみによって、途中でくねくねと曲がってしまうだろう。でも大黒は、そうじゃない。そこが、いいのですよね。
勿論、指導者運に恵まれたことも忘れちゃいけない。ここまで伸び伸びこられたのは、クラブ組織に包まれ、はぐくまれたからこそだと思います。これは二川も然り。
でもねえ、未だに大黒からは、「おまえはナイキのショップでものをもらいすぎや」とつっこまれてるお留守な子のイメージが抜けなかったりします(笑)。
このサッカーズは家宝にしよう。そして何回も読み直そう。だってガンバがこんなに注目されて、何人も日本代表に選ばれて、どんな困難でも誰かがヒーローになったりして乗り越えることができて。ナビスコもリーグも、充分射程距離で。こんなこと、今までに無かったですからね。
ただ変わらないのは、チームにいる連中みんながどっかしらつっこみどころを持っていつつも、愛すべき人間ばかりだということ。無駄なファウルで人を傷つけないということ。それが嬉しい。そんなチームの状況をまるっと集約したかのように、イコンとして体現してるのが、大黒なんだと思います。
でもまあ、私たちの手にはまだガンバ大阪として奪ったタイトルがないってのも事実。そこらへんがまだ我を忘れて喜びきれない理由。気持ちの手綱はまだ引き締まってるかと、自問自答しちゃいますね。スタジアムのうわついた雰囲気ってのは、不思議とピッチにも伝染するから。
たまに「いまの状況は、私をだます壮大なドッキリじゃねえだろうな」と思うこともありますが(笑)、こっちはこっちで勝手にやってるから、お互い自分のやるべきことを全うしようぜってことで。本当のお楽しみは、まだまだこれからですからね。
…あちゃー、また起承転結なくなっちゃった。いくないですなあ…(遠い目)。

*1:第二部「戦闘潮流」完結編。さあ、次はいよいよスタンドの出てくる第三部ですよ!オラオラオラオラ